東海大仰星×和歌山工(撮影:松本かおり)
第95回全国高校ラグビー大会は30日から2回戦に入り、優勝候補が次々と登場。
春の選抜大会、夏の7人制大会に続いて今季3つ目のビッグタイトルを狙う東海大仰星(大阪第1)は、和歌山工業から15トライを奪う猛攻で93-0と圧倒した。
東福岡×黒沢尻工(撮影:松本かおり)
打倒・仰星、そして連覇をめざす前年度王者の東福岡は、北の古豪・黒沢尻工業(岩手)に88-21で大勝。前半1分のノーホイッスルトライを皮切りに、計14トライを挙げている。黒沢尻工は意表を突いたキックパスやスピーディーなライン攻撃などで3度ゴールラインを割ったが、ヒガシの壁は厚かった。
伏見工×青森北(撮影:松本かおり)
京都勢は2チームとも3回戦進出。
来春に洛陽工業と統合して「京都工学院高校」と校名が変わるため、3学年がそろう最後の大会として臨んでいる名門・伏見工業は、青森北と接戦となったが、5点リードで迎えた後半13分にPGで差を広げ、26分にはハイパントに対して空中で競り勝ったFB尾?泰雅が味方の方へボールをはじき、確保した俊足WTB木村朋也が疾走してトライを決め、36-21で制している。
記念大会枠からの出場で虎視眈々と高みをめざす京都成章は、朝明との2回戦でもテンポよくボールを動かし、10トライを挙げて71-12で快勝した。
京都成章×朝明(撮影:松本かおり)
茗溪学園との1回戦で鉄壁のディフェンスを見せた関西学院(兵庫)は、FWが強さを発揮した四国王者のつるぎ(徳島)に3トライを奪われたものの、57-17で勝ち、1月1日の3回戦にコマを進めた。
関西学院×つるぎ(撮影:松本かおり)