ラグビーリパブリック

國學院栃木が光泉に辛勝 長崎北陽台は逆転勝ちで2回戦突破

2015.12.30
最後まで接戦となった國學院栃木と光泉の試合(撮影:松本かおり)
 花園で開催されている全国高校ラグビーの大会3日目(12月30日)。
 シード校の國學院栃木は2回戦で光泉(滋賀)に苦しみながらも19-17で競り勝ち、頂点へ向けて一歩前進した。
 序盤、國學院栃木がモールにこだわって先制。しかし前半9分、光泉はPR飯田祥伸のビッグタックルからボールを奪い返し、自陣深くからつないでCTB溝尻航太がトライを奪い返した。
 7-5と、國學院栃木がわずかにリードして後半に入り、相手の固い防御網をNO8武井日向がこじ開けて点差を広げれば、光泉はその5分後、左へ大きくふってWTB中藤海青がトライを決め、離れない。だが後半14分、光泉がラインアウトを失敗し、再び栃木チームのターン。ライン参加してきたFB安藤慧が敵陣10メートルラインからタックラー5人を振り切り、國學院栃木が19-12とした。
 全国制覇を目標に掲げる光泉は28分過ぎ、チーム一体となったスピーディーなアタックでWTB木村天緒士が左隅に飛び込みトライが認められたが、1回戦の東海大相模戦でサヨナラPGを決めた高校日本代表候補のCTB溝尻でもタッチライン近くからのゴールキックは難しく、外れて、直後にノーサイドの笛が鳴った。
 1回戦から勝ち上がってきた長崎北陽台と日川(山梨)の対決は、24-14で長崎北陽台が逆転勝ちした。
 前半の終盤に相手に連続トライを奪われ、5-14で折り返した長崎北陽台だったが、後半3分、自陣でのラックでターンオーバーしてからSH末拓実がゲインし、サポートしたSO岡?航大がゴール中央まで持ち込み2点差とした。そして14分、ラインアウトのサインプレーからゴール右隅に迫り、LO田森海音が突っ込んで逆転トライ。長崎北陽台はラスト約5分間をキャプテン抜きの14人で戦わざるを得なかったが、よく守り、28分過ぎにラインアウトモールでダメ押しトライを挙げて3回戦進出を決めた。
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