ワールドカップで世界中から注目を集めた日本代表のアマナキ・レレィ・マフィ（撮影：早浪章弘）
神様からの贈り物。2015年ワールドカップへの準備をすすめる途中、日本代表を率いていたエディー・ジョーンズ ヘッドコーチがそう表現してスコッドに加えた男がイングランドのプレミアシップチームでプレーすることになった。NTTコミュニケーションズで活躍するNO8アマナキ・レレィ・マフィが同リーグの名門、バース（1865年創立／2015-2016年シーズン12月30日現在：7位）に加入する。12月29日、同クラブが発表した。契約期間は日本のトップリーグシーズン終了後、バースの2015-2016年シーズンが終わるまで（5月中旬）としている。
バースのホームページでは、マフィのワールドカップでの活躍の模様を伝えるとともに、本人の「バースへの加入を本当に楽しみにしています。とても注目度の高いチームで、その環境は自分をさらに進化させていってくれるでしょう。イングランドでの新しい挑戦がとても楽しみです。日本で最高の時間を過ごさせてくれたすべての方、シャイニングアークスのサポートに感謝したい」というコメントも紹介している。また、同時にマイク・フォード ヘッドコーチの談話も掲載。指揮官は、「マフィはワールドカップで力を示した才能豊かな若きプレーヤー。彼がバースのジャージーを着てプレーできるようになったことに興奮しています。私たちのバックローは充実していますが、さらに強くすることをいつだって望んでいます。マフィによって競争が高まり、新たなオプションを与えてくれるでしょう」と話した。
同クラブのバックローには、スコットランド代表のデビッド・デントンやスーパーラグビー、レッズで活躍したリロイ・ヒューストンらがいる。デントンはシックスネーションズのスコッド入りが予想されるため、バースの8番のジャージーを巡る競争が激化することは間違いない。マフィへチャンスが訪れる可能性も高いだろう。