故郷のチームでプレーすることになったマレ・サウ(Photo: Getty Images)
ヤマハ発動機ジュビロに所属する日本代表BKのマレ・サウ(28歳)が、スーパーラグビーチームのブルーズに加入することが明らかになった。14日に同チームが公式発表し、1年契約を結んだという。日本シーズン終了後に合流する予定。
ブルーズはサウの出身地であるオークランド(ニュージーランド)を本拠地とし、3回の優勝戦績を持つ人気チーム。しかし、過去4年間はすべて10位以下と低迷が続き、オールブラックスのカリスマ的主将だったタナ・ウマンガが再建を託されて新ヘッドコーチに就任している。
ブルーズの主将はかつてトヨタ自動車ヴェルブリッツでプレーしたオールブラックスのFLジェローム・カイノで、現在、東芝ブレイブルーパスに在籍しているFLタネラウ・ラティマーも新加入する予定。
サウは2014年にメルボルン・レベルズ(オーストラリア)でスーパーラグビーデビューを果たしており、2度目の挑戦となる。今秋のワールドカップでも活躍したこの力強いラインブレイカーは、日本代表として26キャップを持ち、CTB、SO、WTBでプレーできるユーティリティプレーヤー。ブルーズのバックラインには今年のITMカップ(国内最高峰大会)最優秀選手に選ばれたジョージ・モアラがおり、元オールブラックスのレネ・レンジャーがフランスでのプレーを終えて古巣復帰、さらにセブンズ代表のシャイニングスターである18歳のリコ・イオアネも新戦力として期待されており、激しいポジション争いが予想されるとともに、ブルーズのエキサイティングなアタッキングスタイルの復活が期待される。
なお、気になるサンウルブズ(スーパーラグビー日本チーム)のスコッド、コーチングスタッフ、ユニフォームなどは来週月曜日(21日)に発表される予定。