女子最高レベルのスピードとパワーを披露したオーストラリアのエリア・グリーン
(Photo: Getty Images)
女子7人制ラグビーの世界トップ11か国と招待チームによって争われる「HSBC ワールドラグビー女子セブンズシリーズ 2015-2016」は、12月3日と4日に開幕ラウンドのドバイ大会がおこなわれ、オーストラリアが優勝した。
来年のリオデジャネイロオリンピックで金メダル争いが予想されるオーストラリアは、プールCを1位で通過したあと、カップトーナメントの準々決勝ではライバルのニュージーランドに15-12で逆転勝ちし、準決勝ではフランスに26-0と快勝。決勝はロシアと対戦し、フライングマシーンと呼ばれるエリア・グリーンなどの活躍により31-12で栄冠を獲得した。女子セブンズオーストラリア代表がドバイで優勝したのは2年ぶり。
一方、シーズン3連覇中のニュージーランドをプール戦で倒し、ノックアウトステージではスペインとイングランドを下して決勝に進んだロシアだが、ワールドシリーズで初のカップ獲得とはならなかった。しかしながら、リオ五輪の世界最終予選へ向け大きな自信をつけたに違いない。
サクラセブンズ(日本)は9位。初日のプール戦は世界の強豪に力の差を見せつけられ3戦全敗だったものの、最終日の順位決定戦ではアメリカに15-14、ブラジルに13-0と連勝し、ボウルトーナメント優勝でドバイ大会を終えた。
女子ワールドシリーズの第2ラウンドは、来年2月20日と21日にサンパウロ(ブラジル)で開催される。
<ワールドラグビー女子セブンズシリーズ 2015-16 ドバイ大会 順位決定戦>
▽カップ準々決勝(1〜8位)
・ロシア 24-0 スペイン
・フランス 19-12 フィジー
・オーストラリア 15-12 ニュージーランド
・イングランド 17-12 カナダ
▽カップ準決勝
・ロシア 19-12 イングランド
・オーストラリア 26-0 フランス
▼カップ決勝(優勝決定戦)
・オーストラリア 31-12 ロシア
▼3・4位決定戦
・イングランド 10-5 フランス
▽プレート準決勝(5〜8位)
・カナダ 21-12 スペイン
・ニュージーランド 33-12 フィジー
▼プレート決勝(5・6位決定戦)
・ニュージーランド 24-19 カナダ
▼7・8位決定戦
・フィジー 31-14 スペイン
▽ボウル準決勝(9〜12位)
・ブラジル 29-7 アイルランド
・日本 15-14 アメリカ
▼ボウル決勝(9・10位決定戦)
・日本 13-0 ブラジル
▼11・12位決定戦
・アメリカ 31-24 アイルランド