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男子セブンズ日本代表、昨季王者フィジーから金星逃すもカナダに勝利!

2015.12.05
フィジー戦で攻めるセブンズ日本代表の大島佐利(Photo: Getty Images)
 今季ワールドラグビーセブンズシリーズの第1ラウンド(ドバイ大会)に招待チームとして参加している男子セブンズ日本代表は、プールAを1勝2敗で終えベスト8入りを逃したものの、昨季総合チャンピオンのフィジーからあわや金星の健闘を見せ、さらに、昨季9位のコアチームであるカナダを倒し、確かな成長を示した。
 4日におこなわれたプール戦。初戦はアルゼンチンに19-31で敗れた。序盤にキックをうまく使われ3連続トライを許し、そのあと追い上げて19-24と差を詰めたものの、逆転をめざした最後のキックオフでボールを確保できず、逆に走られ黒星となった。
 フィジー戦は、前半はトライを取り急いで落球するなど好機を逃し、日本は14点を追う展開に。しかし後半は辛抱強くつなぎ、1分過ぎ、豊島翔平がゴールへ駆け抜け7-14とした。その2分後にはPKからジェイミー・ヘンリーが速攻を仕掛け、豊島につないで連続トライ。集中力が高かった日本はさらに5分、つないだ末にジョセファ・リリダムがスコアラーとなり、17-14と逆転した。
 リードした日本はディフェンスでも粘りを発揮した。しかし、ラストアタックでフィジーが自陣深くから回し、オフロードで突破。日本は猛追して簡単には独走を許さなかったが、最後はフィジーがつないで逆転トライを決め、日本は17-21で惜敗した。
 2敗を喫してカップ戦進出を逃した日本だが、プールステージ最後のカナダ戦は21-7で勝利。後藤駿弥が先取点を挙げたあと、一度は同点に追いつかれたものの、後半5分過ぎに副島亀里ララボウ ラティアナラが決勝トライを決めた。試合終了前には坂井克行のチップキックが奏功してアマナキ・ロトアヘアが締めくくり、5日のボウルトーナメント(ケニアと準々決勝)に弾みをつけた。
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