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トヨタが苦渋の決断… W杯で負傷した豪代表パールーの選手登録抹消

2015.12.03
パールーの豪快なプレーは今季トップリーグでは見られない(撮影:Yasu Takahashi)
 トヨタ自動車ヴェルブリッツは3日、今季加入予定だったオーストラリア代表NO8/FLワイクリフ・パールーの選手登録を抹消すると発表した。
 33歳で57テストキャップを持つパールーは、自身にとって最後と覚悟を決めて臨んだ今年のワールドカップのウルグアイ戦で太もも裏に重傷を負い、代表スコッドから無念の離脱を余儀なくされ、オーストラリアに帰国して治療に専念していた。「日本のトップリーグでプレーすることを長年夢見てきた」とヴェルブリッツ加入が決まった際に喜んでいたパールーだが、回復のめどは立たず、チームは苦渋の決断をせざるを得なかった。
 トヨタ自動車ヴェルブリッツはリリースを出し、「本人も日本での復帰を目指し治療に全精力を傾けておりましたが、トップリーグでのプレーが困難となりました。そのため、本人および関係者と協議した結果、誠に残念ですがトップリーグの選手登録を抹消することに致しました。ファンの皆様、関係者の皆様には大変申し訳ありません」とコメントしている。
 パールーの代役としては、スーパーラグビーのチーターズ(南アフリカ)で昨季キャプテンを務めていたLO/FLフランソワ・エイス(29歳)が加入することになりそうだ。
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