チームに勢いを与えた羽野一志。(撮影/松本かおり)
前半を終えて28-0と大きくリード。しかし、攻撃の手も気持ちも緩めなかった。
男子セブンズのリオ五輪アジア予選(11月7日、8日/香港)。初日の初戦で中華台北に38-0と完封勝ちした男子セブンズ日本代表は、続くシンガポール戦でも相手を寄せつけなかった。前半の28点差は、ゲーム終了時には66点に。計10トライで66-0とし、2戦連続の完封勝ちを収めた。
先制トライを挙げた羽野一志は言った。
「分析の結果、相手は(防御で)前へ出てこないことが分かっていましたから、思い切って走ろうと思った」
積極性を見せたフィニッシャーは「絶対に勝たねばならないプレッシャーもある」としながらも、初日第3戦(最終戦)の韓国戦に向けて「今日のヤマ場。必ず勝つ」と語気を強めた。