ラグビーリパブリック

豪州のポーコックとフォラウが戦列復帰! 元釜石のファーディーも準決勝先発

2015.10.24
釜石の人たちも応援しているオーストラリア代表のFLスコット・ファーディー
(Photo: Getty Images)

 負傷のためラグビーワールドカップ準々決勝でプレーできなかったオーストラリア代表のルースFWデイヴィッド・ポーコックとFBイズラエル・フォラウが、25日に英国・トゥイッケナムでおこなわれるアルゼンチン代表との準決勝に出場することが明らかとなった。ふくらはぎを痛めていたポーコックはNO8で先発となり、足首の負傷から回復したフォラウは15番を着る。
 準々決勝(対スコットランド/○35-34)の終盤に自らのパスをインターセプトされて絶望の文字がよぎったPRジェームズ・スリッパーだが、劇的な逆転勝利で希望をつなぎ、怪我のPRスコット・シオに替わって1番をつける。

 主将のHOスティーブン・モーア、副将のFLマイケル・フーパーも準備OK。2009年から2011年まで釜石シーウェイブスに所属し、東日本大震災後は現地で被災者支援活動をおこなったことでも知られるFLスコット・ファーディーは、準々決勝に続いて今大会5試合目の先発となる。

 スターティングメンバー15人のキャップ総数は876で、オーストラリア代表のワールドカップ史上最多キャップのチームとなる。

 準々決勝ではフォラウの代わりにFBで活躍した万能BKのカートリー・ビールはベンチで待機する。

 「ワラビーズ」という愛称を持つオーストラリア代表は前回大会は3位だった。現在の世界ランキングは2位で、16年ぶり3回目の優勝をめざす。
 マイケル・チェイカ ヘッドコーチは会見で、「25日の試合は大舞台。選手にとってはスコットランド戦を上回るプレーを見せる絶好のチャンスになる。オーストラリア人が代表を誇りに思うような試合をしたい」と語った。

<RWC 2015 準決勝(対 アルゼンチン戦) オーストラリア代表 試合登録メンバー>

1. James Slipper  2. Stephen Moore(主将)  3. Sekope Kepu  4. Kane Douglas  5. Rob Simmons  6. Scott Fardy  7. Michael Hooper  8. David Pocock  9. Will Genia  10. Bernard Foley  11. Drew Mitchell  12. Matt Giteau  13. Tevita Kuridrani  14. Adam Ashley-Cooper  15. Israel Folau

〔控え選手〕
16. Tatafu Polota-Nau  17. Toby Smith  18. Greg Holmes  19. Dean Mumm  20. Ben McCalman  21. Nick Phipps  22. Matt Toomua  23. Kurtley Beale

Exit mobile version