(写真:プレシーズンリーグ カップトーナメント1回戦のサントリー×東芝戦)
トップリーグ・プレシーズンリーグ2015のトーナメント戦が3日、東大阪市花園ラグビー場などで行われ、4プールの1位戦(カップトーナメント)では、神戸製鋼が30-14でトヨタ自動車を、サントリーが23-21で東芝をそれぞれ下し、11日の決勝(東京・秩父宮ラグビー場、14時キックオフ)に進出した。
神鋼は193センチのアンダーソン・フレーザーが3トライを挙げる活躍。3-6の後半5分にはSO山中亮平のキックパスをキャッチしてインゴールを陥れる。2本目は同19分。SHアンドリュー・エリスが開いた内側を切り裂く。ディフェンダー2人をかわし60メートル独走した。3本目は後半40分、ラックサイドに走り込んだ。
トヨタ・菅原大志監督は「わかっていたけど、彼がうまかった」と脱帽。神鋼・アリスター・クッツエー ヘッドコーチは「ワークレイトもフィットネスもコンディションも最後まで高いレベルをキープできた」と笑顔だった。
サントリーは試合終了のホーンが鳴った後、自陣からオフサイドなど3連続でPKを獲得。最後はハーフライン付近正面、約50メートルのサヨナラPGをCTB中村亮土に代わって途中出場の宮本啓希が決めた。東芝の反則数はサントリーより3つ少ない11。ただ、勝負所でのペナルティーが痛かった。
(文:鎮 勝也)