(写真/BBM)
2019 年に日本で開催されるラグビーワールドカップ 2019の開会式・開幕戦が東京スタジアム(味の素スタジアム/開催都市:東京都)でおこなうことを9月28日、公益財団法人ラグビーワールドカップ 2019 組織委員会が発表した。また、決勝戦を横浜国際総合競技場(日産スタジアム/開催都市:神奈川県・横浜市)で開催することも同時に発表した。
当初は、ともに新しく建設される新国立競技場が舞台となるはずだったが、同競技場が使用できなくなったことで変更となった。計画変更がラグビーワールドカップリミテッド、およびワールドラグビーにて承認されて今回発表された。開会式・開幕戦と決勝戦が違うスタジアムで行われるのは 1995 年の南アフリカ大会(第 3 回大会)以来だ。同大会では開会式と開幕戦はケープタウンのニューランズ競技場でおこなわれ、決勝戦はジョハネスバーグのエリスパークが舞台となった。
公益財団法人ラグビーワールドカップ 2019組織委員会の嶋津昭事務総長は、今回の発表にあたり次のようなコメントを出した。
「ラグビーワールドカップ 2019 の開催都市のひとつ、東京都の開催会場である新国立競技場が使用できなくなったことに伴い、ラグビーワールドカップリミテッドと計画変更について話し合い、および調整を続けてきた。9月末を目途に結論を出せるよう、日々コミュニケーションを重ねてきた結果、東京都の試合開催会場を東京スタジアムと変更することがラグビーワールドカップリミテッド、およびワールドラグビーにより承認された。また、開会式・開幕戦を東京スタジアムにて、決勝戦を横浜国際総合競技場にて行うことにより、よりラグビーワールドカップ2019 のムーブメントを広げることができると考えている。なお、東京スタジアムは2020年の東京オリンピック・パラリンピックにて7人制ラグビーが実施されることが決定している。東京スタジアムでラグビーワールドカップの試合を行うことにより、東京オリンピック・パラリンピックとの連携を図り、ともに成功を収められるよう、努力していきたい。各開催都市および関係者一丸となって協力し、ラグビーワールドカップ2019を素晴らしい大会にすべく、準備を進めていく」