次のサモア戦でもジャパンの笑顔をたくさん見たい(Photo: Getty Images)
ラグビーワールドカップ(W杯)イングランド大会に臨む日本代表は、23日、グロスター・キングスホルムスタジアムであったスコットランド代表との予選プールB第2戦を10-45で大敗。一夜明けた24日、エディー・ジョーンズ ヘッドコーチ(HC)とFB五郎丸歩副将が会見した。
19日には過去2回の優勝を経験した南アフリカ代表を34-32で下し(ブライトンコミュニティースタジアム)、わずか中3日あけてのゲーム。攻め込んでのミスがかさみ、終盤に大量失点していた。FB五郎丸副将は「疲れ(の影響)はなかった」とし、短い試合間隔がもたらすもっと別な問題を示唆する。意思統一までの時間が足らなかった、という点か。
「南アフリカ代表戦からスコットランド代表戦に向けて、少し、戦術を切り替えた。そこが、あまりよくなかったかな、というところはありましたね」
ジョーンズHCは、「中3日で試合というなかで戦いきれなかった選手もいますが、正しいセレクションをおこなえなかったのは自分のミスです。選手のメンタル面を準備させられなかった。私の責任です」と断言。もっともいまは、目線を先に据えている。
「ワールドカップで最も大事な日が迫っています。スタッフはサモア代表戦に向けた準備へ早速着手しているところです。スコットランド代表戦はもう終わったことです。非常に残念な結果でしたが、ただ力が足りなかったというだけ。先に進んでいくしかない」
次戦は10月3日、ミルトンキーンズ・スタジアムmkでサモア代表とぶつかる。過去2戦で手ごたえを得たセットプレーをチームの軸としそうだ。「サモア代表相手には、圧倒できるでしょう」と指揮官は笑った。
(文:向 風見也)