「まーこ。」さんが観戦予定のチケット。決勝のチケットは相当なプレミア。
プレイヤーだった、テレビドラマの影響……ラグビーを好きになるきっかけは人それぞれだ。たまたま見た試合がそのきっかけになることもある。海外のラグビー情報やトップリーグに在籍する外国人選手を中心に取り上げているブログを主宰する「まーこ。」さんのきっかけも、たまたま、2009年の香港で友人に誘われてスポーツバーで観戦したブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ対スプリングボックス戦がきっかけだった。
それまでまったくと言っていいほどラグビーを見たことがなかったまーこさんだが、劇的な試合展開に加えて、「シンプルにカッコいい!」と、その日を境に大きくラグビーにハマることになった。帰国早々CS放送に加入し、ブレディスローカップ東京、翌年2月にはトゥイッケナムでシックスネーションズ、と観戦を重ねる。その後もイギリスを中心に毎年1、2回程度は現地観戦をおこない、気づけば観戦した試合は20を超えた。イングランドというと熱狂的なサッカーファンのイメージもあるが、ラグビーファンは「基本的には紳士的」とのことだ。
また、仕事柄英語を使う機会も多いそうで、「いろんな国の選手を追いかけているうちに、各国の英語のアクセントに抵抗がなくなったのはプラスかも」とのこと。海外の同僚やクライアントと接する時も、「その国の有名な選手の名前を何人か挙げると『おっ、君詳しいね!』と、打ち解けるきっかけになることもあるんですよ」という。
2度目の観戦となる今回のワールドカップは相当な気合いの入りようで、開幕戦・決勝戦を含め、プール戦7試合・決勝トーナメント6試合を観戦予定。「決勝は相当な倍率でしたが、ラッキーなことに、購入することができました。」と語るまーこさん。多くのイギリスでの観戦経験を持つ彼女に、現地での楽しみ方を聞いてみた。
「(試合日など一部の日にちを除き)大会期間中も、トゥイッケナムスタジアムやミレニアムスタジアムで実施されるスタジアムツアーがオススメです。トゥイッケナムなら、思わず『おじいちゃん!』と呼びたくなるようなボランティアガイドの方々がいろんなエピソードを交えながら案内をしてくれて、ロッカールームだけではなく、ロイヤルボックスなどにも入ることができます。隣接するラグビー博物館には貴重な品々の展示のほか、スクラムマシーンの体験コーナーなどもありますよ」
また現地で役立つ英会話として、選手たちへのサインの求め方も教えていただいた。
「まずは、『Hello,○○』 と、あいさつの言葉と下の名前や愛称で選手に呼びかけてみてください。名字で呼ばなくても大丈夫です。また『Sign, pease.』という言い方は、クレジットカードなどの伝票への署名をお願いするニュアンスが強くなるので、『autograph』(オウトグラフ)という言葉を使って、『Can I have your autograph, please?』と聞いてみるといいと思いますよ。サインをもらえたら、『Thank you』とお礼を伝えるのはもちろん、トライを決めた選手なら、『Good try!』など、試合を見ていたことが伝わるような一言を添えるととても喜んでもらえると思います」
現地での観戦を予定されている方だけではなく、トップリーグの外国人選手に声をかける時にも参考になれば何よりである。
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