セブンズNZ代表入りしたソニービル・ウィリアムズ(写真左)。右へゴードン・ティッチェンHC、
来年のリオデジャネイロオリンピックで金メダルを狙うオールブラックス・セブンズ(7人制ニュージーランド代表)に、15人制の世界的スターであるソニービル・ウィリアムズとリーアム・メッサムが加わることが明らかになった。
ニュージーランドラグビー協会は19日、2015-2016シーズンに向けてオールブラックス・セブンズのスコッド16名を発表。1か月後に開幕するワールドカップで連覇を狙うニュージーランド代表(15人制)の候補選手であるCTBウィリアムズとFLメッサムのほか、スーパーラグビーのハリケーンズで活躍するアーディー・サヴェアや、一選手として集中するためにセブンズ代表主将を勇退したベテランのDJ・フォーブスなども名を連ねた。
ソニービル・ウィリアムズが7人制代表に選ばれたのは初めて。それ以外はセブンズの国際舞台でプレー経験があり、メッサムは2006年と2010年のコモンウェルスゲームズ(英連邦総合競技大会)で金メダル獲得に貢献している。
両選手は以前からオリンピック出場を熱望していて、今年のワールドカップ後は、7人制での活動がメインとなる。ウィリアムズはチーフスの主力選手だが、来年のスーパーラグビーにはほとんど参加せず、セブンズワールドシリーズでスキルを上げていくことになりそうだ。『ニュージーランド・ヘラルド』紙によれば、チーフス主将だったメッサムは同チームと来季契約を結んでいない。アーディー・サヴェア(ハリケーンズ)、アキラ・イオアネ(ブルーズ)、ベン・ラム(ブルーズ)も、オリンピックに向けてセブンズに集中していく。
昨季ワールドシリーズでは総合3位に終わり、シーズン5連覇とはならなかったオールブラックス・セブンズだが、すでに五輪出場権を獲得しており、リコ・イオアネ(アキラの弟)など若い選手のさらなる飛躍も期待される。
9年間チームをけん引してきたDJ・フォーブスに替わってキャプテンを務めるのは、レギュラーメンバーのスコット・カリー(27歳)。
2015-2016シーズンのセブンズワールドシリーズは12月4日にドバイでキックオフを迎え、翌年5月のロンドンセブンズまで10ラウンドおこなわれる。リオデジャネイロオリンピックの開会式は8月5日(セブンズ競技は女子が8月6〜8日、男子は9〜11日に実施)。
<2015-2016 オールブラックス・セブンズ>
Dylan Collier(Waikato)
Scott Curry(Bay of Plenty)
Sam Dickson(Canterbury)
DJ Forbes(Counties Manukau)
Gillies Kaka(Hawke’s Bay)
Akira Ioane(Auckland)
Rieko Ioane(Auckland)
Ben Lam(Auckland)
Liam Messam(Waikato)
Tim Mikkelson(Waikato)
Ardie Savea(Wellington)
Sherwin Stowers(Counties Manukau)
Sam Vaka(Counties Manukau)
Beaudein Waaka(Taranaki)
Joe Webber(Waikato)
Sonny Bill Williams(Counties Manukau)