ライオンズでも活躍し、テストキャップ99を持つマイク・フィリップス(撮影:Yasu Takahashi)
ラグビーワールドカップ2015のスコッド入りをめぐる競争が各国代表内で激化するなか、難敵ぞろいの“死の組”プールAに入るウェールズ代表のウォーレン・ガットランド ヘッドコーチは今週木曜日、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズでもプレーした経験豊富な3人のベテラン選手、SHマイク・フィリップス(32歳)、SOジェームズ・フック(30歳)、HOリチャード・ヒバード(31歳)をトレーニングスコッドから外した。
3人のテストキャップ総数は218(ウェールズ代表として210)。
ワールドカップ2大会を経験し、2008年と2012年のシックスネーションズ全勝優勝にも大きく貢献したSHフィリップスとSOフックは、今月8日にミレニアムスタジアムでおこなわれたアイルランド代表とのテストマッチ(●21-35)に先発出場したが、十分にアピールできず、後半早々にベンチへ退いていた。ヒバードもその試合のスタメンで、前半終了前にチーム最初のトライを挙げていたが、まさかの脱落となった。
ほかにも、今年のU20代表主将を務めたLOローリー・ソーントンや、2013年のジャパンツアーで代表デビューしたSOリース・パッチェルなども所属クラブに戻り、これでウェールズ代表候補は38人に絞られた。
約1か月後に開幕する第8回ラグビーワールドカップの各国代表登録メンバーは31名。指揮官たちは今月末までに決定する。