ラグビーリパブリック

キヤノン対ブルーブルズ 夢の試合実現のために動いた人々

2015.07.21



 ラグビー大国の南アフリカから、世界的強豪のブルー・ブルズが来日する。7月31日(金)夜、東京・町田市立陸上競技場でトップリーグチームのキヤノンイーグルスと対戦するためだ。

 このドリームマッチを実現しようと、中心となって動いたのが河辺康太郎さんだ。中央大学ラグビー部出身。社会人になってからはラグビーとは距離を置いていたそうだが、大学の先輩、小野沢宏時さん(日本代表81キャップのレジェンドWTB)が地元・町田市を本拠地とするキヤノンイーグルスに加入したことで、再びラグビーへの思いが燃え上がった。

 そんなとき、イーグルスが「日本に海外の強豪を招いて試合をできないか」と考えていることを知る。河辺さんは動いた。そして彼の情熱に、多くの仲間が加わった。

「たくさんの人に世界一流のプレーを見てもらいたい」「日本のラグビーをもっと盛り上げたい」

 このビッグイベントの運営を主に担うのはボランティア有志や町田市の人々らでつくる実行委員会だ(河辺さんが事務局長)。大企業やラグビー協会のお金ではなく、自分たちで資金を集めて海外の強豪クラブを招く試合は、日本ラグビー界ではおそらく初めてだろう。ブルー・ブルズの渡航費など全体で2500万円の開催費用がかかるという。町田市の経済界も協力してくれているようだが、資金はまだまだ不足しているのが現状だ。

「何とか大きな赤字を出さずに成功させられれば、来年もまた海外のチームを招いて試合を開きたいと考えています。日本に毎年、海外の強豪クラブが訪れるようになれば、この競技の魅力のとりこになる人が増え、2019年のラグビーワールドカップ日本大会の成功にもつながるはずです」

 町田ワールドマッチラグビー実行委員会は支援者を募集している。日本最大のクラウドファンディングサービスである『READYFOR(レディーフォー)』がサポートしており、インターネットで引換券を購入することでこのプロジェクトを支援することができる。

 キヤノンイーグルス×ブルー・ブルズ戦を実現させた河辺さんたちのステキな物語と、プロジェクト支援や『READYFOR』についての詳しいことは下記アドレスのサイトでご覧ください。

 そして、7月31日夜はぜひ、町田市立陸上競技場で最高のラグビーをお楽しみください!


【河辺康太郎さん、プロジェクト、READYFORについて】
https://readyfor.jp/projects/machida_rugby



【チケット情報】
http://www.machida-wmr.jp/


 

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