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NZ代表の新鋭WTBナホロがデビュー戦で骨折… 全治3か月でW杯絶望的

2015.07.18

naholo

デビュー戦で厳しいマークを受けたオールブラックスWTBワイサケ・ナホロ
(Photo: Getty Images)

 今年のスーパーラグビーでトライ王となり、ハイランダーズの初優勝に貢献して念願のオールブラックス(ニュージーランド代表)入りを果たしたWTBワイサケ・ナホロだが、デビュー戦となった7月17日のアルゼンチン代表戦で脚(ひ骨)を骨折していたことが判明し、ワールドカップ出場は絶望的となった。

 ナホロはその試合でトライこそ挙げられなかったものの、勇敢なハイボールキャッチや自陣深くからのビッグゲインなどで会場を沸かせた。後半11分にベンチへ退くときには険しい顔をしながらも自力で歩いていたが、『TVNZ』などニュージーランドメディアによれば、試合後にレントゲン検査をした結果、骨折が判明。全治約3か月とみられ、9月18日に開幕するラグビーワールドカップ2015のセレクションから外れることになった。

 しかしながら、世界一を決める戦いは約1か月半にわたる長期戦。8強による決勝トーナメントは10月17日から始まるため、ナホロがそれまでに回復してプレー可能となり、もしスコッドのアウトサイドバックに負傷者が出れば、「カバー選手として追加招集する可能性はある」とスティーヴ・ハンセン ヘッドコーチはNZメディアに語っている。

 ナホロはフィジー出身。今年2月にフランスのクレルモン・オーヴェルニュと2年契約を結んだことが発表され、来季からは新天地でプレーする予定だった。しかし、スーパーラグビーでの大活躍によりニュージーランド代表に初選出され、海外移籍はなくなり、黒衣軍の新たなフィニッシャーとしてワールドカップでの活躍が期待されていた。

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