ラグビーリパブリック

トライ王ナホロ、アルゼンチン戦でオールブラックスデビューへ!

2015.07.16

NZ VS ARG

昨年も熱闘だったニュージーランド×アルゼンチン(Photo: Masanori Udagawa)

 ラグビーワールドカップ連覇を狙うオールブラックス(ニュージーランド代表)は、あす17日に地元クライストチャーチでおこなわれる南半球4か国対抗(ラグビーチャンピオンシップ)の開幕戦でアルゼンチン代表と対戦する。

 今月8日にパシフィック・アイランドで初開催となったサモア代表との歴史的なテストマッチは25-16と苦戦したが、スーパーラグビー決勝を戦ったハイランダーズとハリケーンズの選手が休養を経て数人出場可能となり、ハイランダーズの初優勝に大きく貢献したスーパーラグビートライ王のワイサケ・ナホロが右WTB先発でオールブラックスデビューすることになった。ワールドカップで黒衣の11番が有力視されるハリケーンズのジュリアン・サヴェアは欠場で、左WTBにはブルーズのチャールズ・ピウタウが入る。
 ハムストリングスを痛めてハリケーンズのプレーオフに貢献できなかったWTBコーリー・ジェーンは、ニュージーランド・バーバリアンズの一員として、今週土曜日にオークランドでおこなわれるマオリ・オールブラックス戦でアピールする予定だ。

 オールブラックスの15番争いはハイランダーズ主将のベン・スミスが先頭を走っていると見られているが、スティーヴ・ハンセン ヘッドコーチは2011年ワールドカップ優勝メンバーのFBイズラエル・ダグに再チャンスを与えた。ダグは8日のサモア戦にも先発していたが、不調に終わっていた。

 そのほか、SHアーロン・スミス、CTBマラカイ・フェキトア、SOボーデン・バレット、CTBコンラッド・スミス、WTB/FBネヘ・ミルナースカッダーなどもあすのアルゼンチン戦には出場しない。
 ミッドフィールドはソニービル・ウィリアムズとマア・ノヌーのパワフルコンビ。

 アルゼンチン代表は、HOアグスティン・クレービィが主将を務める。PRマルコス・アジェルサ、LOマヌエル・カリッサ、FLフアン・マヌエル・レギサモン、FLフアン・マルティン・フェルナンデス・ロッベなど海外で活躍してきた経験豊富なFWが先発予定で、オールブラックスとのスクラム戦が注目される。

 スター選手のSO/FBフアン・マルティン・エルナンデスはワールドカップに向けて休養を取らせるため、17日の試合には出場しない。前回のワールドカップを経験しているPRフアン・フィガージョは代表合宿中に左ひざを負傷し、ラグビーチャンピオンシップだけでなくワールドカップ出場も不可能となった。また、バックラインのキーマンと期待されていた23歳のパワフルWTBマヌエル・モンテーロもトレーニング中に前十字靭帯と半月板を損傷し、大舞台でのプレーは絶望的となっている。

 ニュージーランド代表とアルゼンチン代表はワールドカップ2015で同じプールCに入るため、あすの試合は前哨戦となる。

<ニュージーランド代表>
1.ウッドコク  2.メアラム  3.O・フランクス  4.ロマノ  5.レタリック  6.カイノ  7.マコウ(主将)  8.リード  9.ペレナラ  10.カーター  11.ピウタウ  12.ウィリアムズ  13.ノヌー  14.ナホロ  15.ダグ
〔リザーブ〕
16.テイラー  17.クロケット  18.ラウララ  19.スラッシュ  20.メッサム  21.エリス  22.スレイド  23.クロッティ

<アルゼンチン代表>
1.アジェルサ  2.クレービィ(主将)  3.エレラ  4.カリッサ  5.パガディサバル  6.レギサモン  7.フェルナンデス・ロッベ  8.イサ  9.クベッリ  10.サンチェス  11.コルデロ  12.デ・ラ・フエンテ  13.ボッシュ  14.アグージャ  15.トゥクレ
〔リザーブ〕
16.モントーヤ  17.ノゲラ・パス  18.テタス・チャパロ  19.マコーメ  20.オルテガ・デシオ  21.ランダホ  22.イグレシアス  23.アモロシーノ

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