ワールドカップで戦うために手術を決断した南ア代表のデュアン・フェルミューレン
(Photo: Getty Images)
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昨年の南アフリカ最優秀選手であるNO8デュアン・フェルミューレン(29歳)が、痛めていた首を手術することを決め、9月19日のラグビーワールドカップ第1戦、日本代表戦に間に合うかどうか微妙な状況になった。
身長193センチ、体重116キロ、南ア代表29キャップを持つフェルミューレンは、ワールドラグビーのプレーヤー・オブ・ザイヤー候補にもノミネートされたほどで、いまや世界最高のエイトマンのひとり。今季はストーマーズの主将としても奮闘したが、首の負傷によりスーパーラグビーのプレーオフには出場できず、チームは初優勝を逃していた。
南アラグビー協会によると、専門家に相談した結果、ワールドカップでプレーするためには手術が最善策と判断。きょう水曜日に手術する予定で、回復まで8〜10週間はかかると見られている。
ラグビーの世界一を決める大舞台が開幕するまで72日であり、ちょうど10週間。優勝を狙うスプリングボックス(南ア代表)は当然、10月17日からの決勝トーナメントを見据えており、フェルミューレンは本番前のテストマッチでプレーするのは難しいかもしれないが、プールステージ中に戦列復帰できればチームの計画に大きな影響はないかもしれない。
しかし、初戦でぶつかる日本代表にとっては彼の回復は気になるところだ。
スプリングボックスのバックローは層が厚いものの、8番候補のひとりであるヴィレム・アルベルツは足首を負傷しており、ユーティリティルースFWのスカルク・バーガーや、ワーレン・ホワイトリーがNO8でプレーする機会が増えそうだ。