ラグビーリパブリック

仏拠点のギタウ、ミッチェルが豪代表復帰! カミンズ、オコナー選出されず

2015.07.03

Wallabies

欧州で輝きを取り戻し、豪代表に復帰したマット・ギタウ(左)とドリュー・ミッチェル
(Photo: Getty Images)

 フランスのトゥーロンに在籍するSO/CTBマット・ギタウ(32歳)とWTBドリュー・ミッチェル(31歳)がワラビーズのゴールドジャージーを再び着る。オーストラリア代表のマイケル・チェイカ ヘッドコーチは2日、今月17日に開幕するラグビーチャンピオンシップ(南半球4か国対抗戦)に向けたスコッド40名を発表し、ギタウとミッチェルも名を連ねた。

 オーストラリアラグビー協会はこれまで、原則的に、国外を拠点とする選手はナショナルチームの選考対象外としてきたが、今年から代表選手の資格に関する方針を変え、海外クラブに所属している選手でも、オーストラリア協会と少なくとも7年間契約を結んだことがあり、テストキャップを60以上持つ者ならば、代表入りできるようにしていた。
 63キャップ保持者のミッチェルは2012年末の欧州遠征以来の代表復帰。92キャップを持つギタウは、2011年のワールドカップメンバーから外れて失意のまま海を渡ったが、あれから4年、欧州で結果を残し、再びワラビーとなる。

 一方で、同じく海外を拠点とし、代表入りの資格を持つ111キャップのFLジョージ・スミスは今回は選ばれなかった。

 コカ・コーラレッドスパークス(日本)所属選手で、期限付きでウェスタン・フォースに加入したWTBニック・カミンズは、チームの不調もあって今年のスーパーラグビーでアピールできず、吉報は届かなかった。欧州から豪州ラグビー界に復帰したユーティリティBKのジェームズ・オコナー(レッズ)や、ラグビーリーグから転向してきたCTBカーマイケル・ハント(レッズ)、72キャップPRのベン・ロビンソン(ワラターズ)とベン・アレグザンダー(ブランビーズ)、昨年代表デビューしたLOルーク・ジョーンズ(レベルズ)、34歳になったフォース主将のNO8/FLマット・ホジソン、元U20代表主将のFLリーアム・ギル(レッズ)も落選した。

 今回招集されたノンキャップのニューフェイスは、PRトビー・スミス(レベルズ)、LOロリー・アーノルド(ブランビーズ)、CTBサムー・ケレヴィ(レッズ)、WTBタンゲレ・ナイヤラヴォロ(ワラターズ)の4人。フィジー出身の大型ランナーであるナイヤラヴォロは5月、スコットランドのグラスゴー・ウォーリアーズと来季からの3年契約を結んだことが報じられ、フィジー代表のワールドカップトレーニングスコッドにも選ばれていたが、オーストラリア代表の指揮官は遠慮しなかった。

 選出された40人は次の日曜日に集合し、クイーンズランド州のサンシャインコーストでトレーニングキャンプに入る。

<ラグビーチャンピオンシップ2015 オーストラリア代表>

【PR】
ジェームズ・スリッパー(レッズ)、セコペ・ケプ(ワラターズ)、グレッグ・ホームズ(レッズ)、スコット・シオ(ブランビーズ)、テテラ・フォークナー(フォース)、トビー・スミス(レベルズ)

【HO】
スティーブン・モーア(ブランビーズ)、タタフ・ポロタナウ(ワラターズ)、ジェームズ・ヘンソン(レッズ/レベルズ)

【LO】
ジェームズ・ホーウィル(レッズ)、ロブ・シモンズ(レッズ)、ディーン・マム(ワラターズ)、デイヴ・デニス(ワラターズ)、ウィル・スケルトン(ワラターズ)、ロリー・アーノルド(ブランビーズ)

【FL/NO8】
ウィクリフ・パールー(ワラターズ)、デイヴィッド・ポーコック(ブランビーズ)、マイケル・フーパー(ワラターズ)、ベン・マッコールマン(フォース)、スコット・ヒギンボッサム(レッズ)、スコット・ファーディー(ブランビーズ)、ショーン・マクマホン(レベルズ)

【SH】
ウィル・ゲニア(レッズ)、ニック・フィップス(ワラターズ)、ニック・ホワイト(ブランビーズ)

【SO】
クウェイド・クーパー(レッズ)、クリスチャン・リアリイファノ(ブランビーズ)、バーナード・フォーリー(ワラターズ)

【CTB】
アダム・アシュリー=クーパー(ワラターズ)、マット・ギタウ(トゥーロン)、カートリー・ビール(ワラターズ)、マット・トゥームア(ブランビーズ)、テヴィタ・クリンドラニ(ブランビーズ)、サムー・ケレヴィ(レッズ)

【WTB】
ドリュー・ミッチェル(トゥーロン)、ロブ・ホーン(ワラターズ)、ジョー・トマニ(ブランビーズ)、ヘンリー・スペイト(ブランビーズ)、タンゲレ・ナイヤラヴォロ(ワラターズ)

【FB】
イズラエル・フォラウ(ワラターズ)

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