今年は全国から55校が花園に立つ。(撮影/早浪章弘)
高校生の憧れの舞台に、今年はいつもより多くのチームが立つ。
今年12月に開幕する 第95回全国高等学校ラグビーフットボール大会には、例年の51校より4校多い55校が出場することになった。これは、全国47都道府県・51校の出場校数に4校を記念大会枠として加えるもの。7月2日に、公益財団法人全国高等学校体育連盟および公益財団法人日本ラグビーフットボール協会から発表された。
90回大会でも55校出場となった同大会。そのときは、予選への参加校数が多い地区(埼玉、神奈川、愛知、福岡)が2校出場となったが、今回は基準が変わる。地方予選決勝で強豪校に僅差で敗れ、全国大会に出場できない高校に出場機会を与えることを目的に、全国大会で過去10年間にベスト4入りの実績を持つ高校が所属するブロック(関東・近畿・中国・九州ブロック)に各1校出場枠を増枠する。増枠となる都道府県については、各ブロックの高等学校体育連盟ラグビー専門部が決定する(全地区の予選決勝が終わる11月23日後に各ブロックで話し合われ、決められる)。
またこの日は、例年は準々決勝=1月3日、準決勝=1月5日、決勝=1月7日と開催されてきた日程を、出場選手のコンディションを考慮して変更することも発表された。準決勝は1月7日におこなわれ、決勝は1月11日に。決勝戦を祝日に開催することで、より多くの人たちに観戦してもらう狙いもある。
これまで開会式後に開催していた、女子選手による「U18花園女子セブンズ」を、15人制ラグビーの試合として実施することも発表された。