ラグビーリパブリック

W杯で日本と対戦するアメリカ、PNCスコッドにはセブンズスターも

2015.06.30

USAcaptain

欧州トップレベルで活躍しているクリス・ワイルスがアメリカ代表主将に
(Photo: Getty Images)

 7月18日から北米でおこなわれるパシフィック・ネーションズカップ(PNC)に向け、アメリカ代表がスコッドを発表した。今秋のラグビーワールドカップで日本と同じプールBに入るアメリカは、7月24日にサクラメントで開催されるPNC第2戦で、その日本代表と前哨戦をおこなう。

 主将を務めるのは、プレミアシップ(イングランド最高峰リーグ)王者のサラセンズに所属するユーティリティBKのクリス・ワイルス。2007年と2011年のワールドカップを含むテストマッチ45試合に出場してきた31歳のベテランは、昨季プレミアシップでトライランキング2位タイの13トライを挙げている。プレーオフ決勝でもトライを決め、優勝に貢献した勝負強いフィニッシャーだ。

 ワイルスは今月、7人制アメリカ代表としてリオデジャネイロオリンピック出場権獲得という大仕事もやり遂げたが、そのときに一緒に喜んだザック・テストなどセブンズスター5人もPNCスコッドに入った。7人制アメリカ代表は今年5月のロンドンセブンズで、初めてワールドシリーズのカップ優勝を遂げており、パワフルでスピードあるランナーが多い。

 サントリーで2年、NTTコミュニケーションズで3年間活躍して帰国した、前キャプテンのFL/NO8トッド・クレバーも名を連ねており、日本代表戦では闘将ぶりを発揮しそうだ。
 今回選ばれた32人のアメリカ代表のうち、15人は、昨季は海外でプロ選手として活動していた。

 ちなみに、アメリカ代表はワールドカップ直前の9月5日に、シカゴのソルジャーフィールドでオーストラリア代表とテストマッチをおこなってから大舞台に臨む。

<PNC アメリカ代表>
Danny Barrett, Chris Baumann, Todd Clever, Cameron Dolan, Andrew Durutalo, Zach Fenoglio, Eric Fry, Troy Hall, Seamus Kelly, Olive Kilifi, Niku Kruger, Titi Lamositele, Scott LaValla, Toby L’Estrange, Al McFarland, AJ MacGinty, Matekitonga Moeakiola, Takudzwa Ngwenya, Folau Niua, Thretton Palamo, Greg Peterson, Mike Petri, John Quill, Blaine Scully, Hayden Smith, Louis Stanfill, Andrew Suniula, Shalom Suniula, Zach Test, Phil Thiel, Brett Thompson, Chris Wyles (c)

Exit mobile version