神戸製鋼のエールも得て、再びグリーン&ゴールドを着る(撮影:松本かおり)
今秋のワールドカップで日本代表と対戦する南アフリカ代表のハイネケ・メイヤー ヘッドコーチが27日、来月11日の世界選抜戦とラグビーチャンピオンシップ(南半球4か国対抗戦/7月17日〜8月8日)に臨む、スコッド36名とリハビリ組の13名を発表した。
ジャパンラグビートップリーガーでは、FLスカルク・バーガー(サントリー)、SOエルトン・ヤンチース(NTTコミュニケーションズ)、CTB/WTBのJP・ピーターセン(パナソニック)が選出。負傷でリハビリ中の、FLハインリッヒ・ブルソー(NTTドコモ)、SHフーリー・デュプレア(サントリー)、CTBフランソワ・ステイン(東芝)はコンディショニングスコッドに入り、昨年、インターナショナルラグビーからの引退を表明していたCTBジャック・フーリー(神戸製鋼)も代表復帰となった。
2015-2016シーズンから日本のチームに加わることが明らかになった、FLマルセル・クッツェー(ホンダ)、SOハンドレ・ポラード(NTTドコモ)、CTBダミアン・デアリエンディ(近鉄)、FBヴィリー・ルルー(キヤノン)は順当にスコッド入り。
その一方で、近鉄の一員となるNO8ピエール・スピースと、キヤノンに加入するSH/WTBフランソワ・ホーハートは落選した。また、ワラターズで活躍したLO/FLジャック・ポトヒエッター(宗像サニックス)と、トゥーロンの欧州3連覇に貢献したFL/NO8ジュアン・スミスは、ダークホースと予想するメディアもあったが、選ばれなかった。
神戸製鋼のLOアンドリース・ベッカーは今回の選出は見送られたが、代表指揮官は彼をワールドカップメンバー候補のひとりとしてまだ考えている。
初選出を含むテストマッチ未経験者は、PRスティーヴン・キッツォフ(ストーマーズ)など8人。
昨年11月の欧州遠征で膝に重傷を負いながらも、再建手術と懸命なリハビリを経て、7月中のプレー再開をめざしている主将のCTBジャン・デヴィリアーズ(ストーマーズ)も、ワールドカップが見えてきた。
<南アフリカ代表/2015年6月27日現在>
【PR】
●テンダイ・ムタワリラ(シャークス/64 caps)
●ヤニー・デュプレッシー(シャークス/62 caps)
●コーニー・ウーストハイゼン(チーターズ/21 caps) ※ 負傷者(コンディショニングスコッド)
●トレヴァー・ニャカニ(ブルズ/13 caps)
●ハインケ・ファンデルメルヴァ(スタッド・フランセ=FRA/4 caps)
●マルセル・ファンデルメルヴァ(ブルズ/4 caps)
●フランス・マルハーバ(ストーマーズ/4 caps)
●ヴィンセント・コッホ(ストーマーズ/―)
●スティーヴン・キッツォフ(ストーマーズ/―)
【HO】
●ビスマルク・デュプレッシー(シャークス/70 caps)
●アドリアーン・ストラウス(ブルズ/44 caps)
●スカルク・ブリッツ(サラセンズ=ENG/7 caps)
●スカーラ・ントゥベニ(ストーマーズ/―)
【LO】
●ヴィクター・マットフィールド(ブルズ/121 caps)
●エベン・エツベス(ストーマーズ/33 caps)
●ルーダヴェイク・デヤガー(チーターズ/9 caps) ※ 負傷者(コンディショニングスコッド)
●ピーター=ステフ・デュトイ(シャークス/2 caps) ※ 負傷者(コンディショニングスコッド)
●フランコ・モスタート(ライオンズ/―)
【FL/NO8】
●スカルク・バーガー(サントリー=JPN/ストーマーズ/75 caps)
●フランソワ・ロウ(バース=ENG/34 caps)
●ヴィレム・アルベルツ(シャークス/32 caps)
●デュアン・フェルミューレン(ストーマーズ/29 caps) ※ 負傷者(コンディショニングスコッド)
●マルセル・クッツェー(シャークス/26 caps)
●ハインリッヒ・ブルソー(NTTドコモ=JPN/チーターズ/20caps)※負傷者(コンディショニングスコッド)
●シヤ・コリシ(ストーマーズ/10 caps)
●テボホ“オウパ”・モホジェ(チーターズ/7 caps)
●ワーレン・ホワイトリー(ライオンズ/2 caps)
【SH】
●ルアン・ピナール(アルスター=IRE/80 caps)
●フーリー・デュプレア(サントリー=JPN/70 caps) ※ 負傷者(コンディショニングスコッド)
●コーバス・レイナー(シャークス/6 caps) ※ 負傷者(コンディショニングスコッド)
●ルディー・ペイジ(ブルズ/―)
●ファフ・デクラーク(ライオンズ/―)
【SO】
●モルネ・ステイン(スタッド・フランセ=FRA/59 caps)
●ハンドレ・ポラード(ブルズ/9 caps)
●エルトン・ヤンチース(NTTコミュニケーションズ=JPN/ライオンズ/2 caps)
【SO/FB】
●パトリック・ランビー(シャークス/40 caps) ※ 負傷者(コンディショニングスコッド)
【CTB】
●ジャン・デヴィリアーズ(ストーマーズ/106 caps) ※ 負傷者(コンディショニングスコッド)
●ジャック・フーリー(神戸製鋼=JPN/72 caps) ※ 負傷者(コンディショニングスコッド)
●フランソワ・ステイン(東芝=JPN/シャークス/53 caps) ※ 負傷者(コンディショニングスコッド)
●ヤン・サーフォンテイン(ブルズ/20 caps) ※ 負傷者(コンディショニングスコッド)
●ダミアン・デアリエンディ(ストーマーズ/3 caps)
●ライオネル・マプー(ライオンズ/―) ※ 負傷者(コンディショニングスコッド)
【CTB/WTB】
●JP・ピーターセン(パナソニック=JPN/シャークス/59 caps)
【WTB】
●ブライアン・ハバナ(トゥーロン=FRA/106 caps)
●コーナル・ヘンドリクス(チーターズ/11 caps)
●ルワジ・ンヴォヴォ(シャークス/10 caps)
【WTB/FB】
●ザイン・カーシュナー(レンスター=IRE/29 caps)
●ヴィリー・ルルー(チーターズ/25 caps)
【FB】
●ジェシー・クリエル(ブルズ/―)
※( )内の所属先は、2015スーパーラグビー、2014-2015日本・欧州シーズン