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NZの英雄またひとり他界 元オールブラックのベリーマンさん42歳で天国へ

2015.06.23

Berryman

ブルーズWTBジョエリ・ヴィンディリ(右)と競るクルセイダーズCTBノーム・ベリーマン
(Photo: Getty Images)

 1990年代後半のスーパーラグビーでファンを興奮させ、多くの人に愛されたノーム・ベリーマンさんが、42歳の若さで亡くなった。23日に『ニュージーランド・ヘラルド』紙などが大きく報じており、オーストラリアに住んでいた元オールブラックのベリーマンさんは、心臓発作で帰らぬ人になったという。
 今月はじめには同じく元オールブラックス選手のジェリー・コリンズさんが交通事故で34歳の若さで亡くなっており、ニュージーランドは悲しみに包まれている。
 
 同国メディアによれば、ベリーマンさんは10日ほど前におこなわれたコリンズさんの追悼試合で、かつての仲間と一緒にプレーしていたという。

 柔らかな走りを活かしたラインブレイクが魅力で、“ストーミン(嵐)”の愛称で親しまれたベリーマンさん。CTBとして、チーフス、ブルーズでプレーしたあと、1998年から2000年にかけてはクルセイダーズで活躍し、スーパーラグビー3連覇に貢献した。
 1998年にはオールブラックスに選ばれ、8月15日の南アフリカ代表戦で途中出場し、最初で最後のテストキャップを獲得。
 クルセイダーズを退団したあとはフランスでプレーし、2003年に帰国して、古巣のノースランドやマオリ代表で若い選手の見本となった。

 選手生活の晩年はシドニーのクラブチームで過ごし、引退後はオーストラリア西部のパースに住んで、フォークリフトの運転手として働きながら、6人の子どもを養っていたという。

<ノーム・ベリーマン YouTube動画 by SKY Sport NZ>

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