力強く突進する南ア代表のFLマルセル・クッツェー(Photo: Getty Images)
ジャパンラグビートップリーグに再昇格したHonda Heat(ホンダヒート)が世界的ビッグスター2人を獲得した。南アフリカ代表26キャップを持つシャークスのFL/NO8マルセル・クッツェー(24歳)と、昨季までフランス最高峰リーグのスタッド・フランセでプレーしていた元オーストラリア代表のCTB/WTBディグビー・イオアネ(29歳)だ。
クッツェーは、肉弾戦で頼もしく、スタミナ抜群のハードタックラー。力強いボールキャリーも魅力で、オフロードも巧みに使う。いまや世界最高のオープンサイドFLのひとりと評価する声は多く、昨年は南アの年間最優秀選手候補にノミネートされた。今秋のワールドカップで優勝を狙うスプリングボックスのキーマンであり、その後、Hondaで本格的にプレーする。
オーストラリア代表35キャップを持つ人気選手のイオアネが2013年にフランス行きを発表したとき、豪州国民は悲しんだ。ワラビーズのXファクターといわれた弾丸ランナーのイオアネは、熟練味も備わってきた絶頂期に代表キャリアを捨て、海を渡ったからだ。2011年のスーパーラグビーでレッズの初優勝に貢献。トライ後のパフォーマンスでもファンを楽しませてくれるナイスガイは、今度は日本で新たなチャレンジを始める。
ディグビー・イオアネ。胸には「魂」のタトゥー(Photo: Getty Images)