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ブルーズのカーワンHC辞任 来季指揮官はウマンガか

2015.06.19

JK

ジョン・カーワン氏(Photo: Getty Images)

 スーパーラグビーのブルーズ(ニュージーランド)で3年間指揮を執ってきたジョン・カーワン氏(50歳)が、成績不振の責任をとり、19日に辞任を発表した。
 優勝3回の戦績を持つブルーズだが、カーワン体制1年目の2013年は6勝10敗で10位。2年目は7勝したものの同じく10位(NZカンファレンス最下位)で、今シーズンはチーム史上ワーストの3勝13敗(総合14位/NZカンファレンス最下位)という結果に終わっていた。

「このクラブにとって最善なのは、私が辞めることだ」と今朝の会見で語ったカーワン氏。ブルーズで別の役職に就く予定はなく、今後は家族との時間を大切にしたいという。

 世界のラグビー史に残る伝説的ウィンガーだったカーワン氏は、1987年の第1回ラグビーワールドカップで最多トライゲッターとなり、オールブラックスの優勝に貢献。選手生活の晩年は日本で過ごし、NECでのプレーを最後に1999年に引退した。
 その後、指導者の道を歩み、イタリア代表ヘッドコーチを務めたあと、2007年1月に日本代表ヘッドコーチに就任。しかしワールドカップ2大会で1勝もできず(2分6敗)、2011年12月末をもって退任した。日本代表指揮官としての5年間の成績は31勝2分22敗だった。

 ブルーズの新ヘッドコーチには、元オールブラックス主将で、現在はU20ニュージーランド代表のアシスタントコーチをしているタナ・ウマンガ氏(カウンティーズ・マヌカウHC)の就任が有力視されている。

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