(写真はワールドシリーズより/Photo: World Rugby Martin Seras Lima)
来年のリオデジャネイロオリンピック出場をかけた7人制ラグビー(セブンズ)の北米・カリブ海地域予選が、現地時間13日から2日間にわたってアメリカのノースカロライナ州ケーリーでおこなわれ、地元サポーターの声援に応えたアメリカ代表が男女そろって優勝し、リオ行きの切符を獲得した。
男子予選は9チームが参加。大方の予想通り、ワールドシリーズのコアチームであるアメリカ(2014-2015ワールドシリーズ6位)とカナダ(同9位)が決勝に進み、21-5でアメリカが頂点に立った。
序盤こそカナダの速いプレッシャーに手こずっていたアメリカだが、4分、スピードスターのペリー・ベイカーがディフェンダーを振り切って先制。その約2分後には、自陣深くのブレイクダウンでターンオーバーしてから2トライ目を挙げた。キーマンのベイカーが負傷退場するアクシデントがあったものの、1か月前のワールドシリーズ・ロンドン大会優勝で自信をつけたアメリカは、8分にもゴールラインを割り、前半だけで21-0と大きくリードした。守りも堅く、カナダの反撃を後半の1トライに抑え、オリンピック金メダルへ、まずは第一関門を突破した。
女子は、ワールドシリーズで五輪出場権を獲得したカナダを除く8チームで予選がおこなわれ、同シリーズで5位だったアメリカが圧倒的強さでリオ行きを決めた。メキシコとの決勝は、88-0の大勝だった。
男子の2位カナダと、3位メキシコ、女子の2位メキシコと3位トリニダード・トバゴは、世界最終予選に回る。
リオ五輪のセブンズ枠は、男女とも12チームずつ。開催国ブラジルのほかに、昨季セブンズワールドシリーズで総合成績が4位以上だった国(男子:フィジー、南アフリカ、ニュージーランド、英国/女子:ニュージーランド、カナダ、オーストラリア、英国)、南米予選1位のアルゼンチン(男子)とコロンビア(女子)も出場を決めている。
アジア予選は今年11月におこなわれる。
【北米・カリブ海地域予選/男子結果】
1位:アメリカ
2位:カナダ
3位:メキシコ
4位:ケイマン諸島
5位:ガイアナ
6位:ジャマイカ
7位:バルバドス
8位:バハマ
9位:トリニダード・トバゴ
【北米・カリブ海地域予選/女子結果】
1位:アメリカ
2位:メキシコ
3位:トリニダード・トバゴ
4位:ジャマイカ
5位:ケイマン諸島
6位:ガイアナ
7位:バハマ
8位:バルバドス