山田章仁が輝く舞台はまだ先にある(撮影:長岡洋幸)
パナソニックワイルドナイツのトップリーグ連覇に貢献したあと、ほとんど休む間もなく渡豪し、ウェスタン・フォースに加入してスーパーラグビー出場をめざしたWTB山田章仁だが、世界最高峰リーグともいわれるその舞台で、今年はプレーするチャンスはめぐってこなかった。
フォースは11日、レギュラーシーズン最終節のレベルズ戦(6月12日/メルボルン)に臨むメンバーを発表。先発リストに山田の名前はなく、リザーブ入りも叶わなかった。
フォースはこれまで2勝13敗で最下位がほぼ確定しており、プレーオフには進めず、これが今季ラストゲームとなる。
来月下旬に30歳の誕生日を迎えるオールドルーキー。勇ましきチャレンジの末にスーパーラグビー初キャップを得ることはできなかったが、今秋にはイングランドで開催されるビッグイベントを控えている。日本最高峰フィニッシャーのひとりである山田は、フォースでの貴重な経験を活かし、いよいよワールドカップモードに突入する。
なお、ワラターズに新加入の松島幸太朗も最終節(レッズ戦/6月13日、シドニー)のメンバーには入らなかったが、ワラターズはプレーオフ進出を決めており、松島にはまだデビューのチャンスが残っている。