今秋のワールドカップ後に、南アフリカ代表のビッグネーム2人が日本に来る。獲得したのはキヤノンイーグルスだ。キヤノンは3日、スプリングボックスの中心選手であるFB/WTBヴィリー・ルルー(25歳)と、SH/WTBフランソワ・ホーハート(27歳)の新加入を発表した。
代表25キャップのルルーは、並外れた反射神経と柔軟性を持ち、カウンターアタックを得意とするゲームブレイカー。空中戦に強く、ショートパントも巧みに使い、世界で最もエキサイティングなアウトサイドバックのひとりと言われている。昨年、国際統括団体であるワールドラグビーの年間最優秀選手候補にノミネートされたほどで、今年のワールドカップでも注目が集まるのは間違いない。
先日、チーターズからシャークスへの移籍が発表されたが、ダーバンで活躍する前に、キヤノンの一員として日本のラグビーファンを興奮させることだろう。
本人は「ジャパンラグビートップリーグには世界中から選手が集まっており、南アフリカから来ている選手も活躍していると聞いています。彼らに負けないように一生懸命プレーし、キヤノンイーグルスのチームメイトと共に優勝に貢献したいと思っています」とコメントを発表した。
ブルズでスーパーラグビー優勝を2回経験し、スプリングボックスで35キャップを重ねてきたホーハートもキヤノンイーグルスに勢いをもたらすだろう。強気の攻撃的スタイルが持ち味。今秋のワールドカップでは、フーリー・デュプレア(現サントリーサンゴリアス)らと南ア代表の9番を争うが、WTBとしての評価も高く、キヤノンでも果敢な走りと豊かな才能を発揮するに違いない。
ホーハートも日本での全力プレーを約束した。
「ジャパンラグビートップリーグの過去2シーズンの試合ビデオを見ましたが、技術レベルは高く非常に強い情熱が感じ取れ、とてもエキサイティングでした。この高いレベルの環境の中で戦えることを楽しみにしています。イーグルスがトップリーグで優勝できるようベストを尽くします」