今季9トライ目を挙げ、トライランキングのトップに立ったハイランダーズのWTBワイサケ・ナホロ
(Photo: Getty Images)
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スーパーラグビーのプレーオフスポットを激しく争っている2チームの対戦、しかも、田中史朗とリーチ マイケルが試合メンバーに名を連ねたことで注目されたハイランダーズ対チーフスの試合だが、日本代表のスター2人が直接対決することはなかった。
5月30日、ニュージーランド最南端の都市インバーカーギルでおこなわれたビッグゲーム。開幕から13試合連続出場中だったハイランダーズのSH田中は、この試合でベンチ入りしたものの、オールブラックでもある9番のアーロン・スミスが戦術のキーマンとなっていたため、出番なしで終わった。一方、チーフスに所属するリーチはNO8で先発し、献身的なプレーを続け、後半28分にリザーブ選手と交代した。
試合は36-9でホームチームのハイランダーズが快勝。後半はテリトリーとボール支配で優位に立ち、終盤にはFBベン・スミス主将がチーム4本目のトライを挙げ、ボーナスポイントも獲得している。
10勝4敗(勝点48)となったハイランダーズは、チーフスを抜いて総合4位(NZカンファレンス2位)に浮上。プレーオフに進めるのは、NZ、オーストラリア、南アフリカの各カンファレンス1位と、それ以外の上位3チーム(総合6位以上)だが、レギュラーシーズン全16試合中14試合を消化した7位ライオンズ、8位クルセイダーズ、9位ブルズ(いずれも勝点36)に12ポイント差をつけたため、ハイランダーズの2年連続のプレーオフ進出が確定した。
一方、勝点44に上乗せできなかったチーフス(9勝5敗)の暫定総合順位は5位(NZカンファレンス3位)に下がったが、残るレッズ戦(6月6日)、ハリケーンズ戦(6月13日)のどちらかに勝てば、プレーオフ進出が決まる。