2011年W杯は準決勝を含む全7試合に出場し、ライオンズでもスタメンを張ったデーヴィス
(撮影:Yasu Takahashi)
(撮影:Yasu Takahashi)
今秋開催のラグビーワールドカップ2015で初優勝をめざすウェールズ代表にとって、痛すぎるニュースだ。同国代表として48キャップを持ち、2013年にはブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズのメンバーとしても活躍したCTBジョナサン・デーヴィス(27歳)が、ひざに重傷を負い、ワールドカップ出場が絶望的となった。
ウェールズラグビー協会は27日、フランスのクレルモン・オーヴェルニュに所属するデーヴィスが先週末のモンペリエ戦で前十字靭帯を断裂し、手術が必要と発表。回復まで6〜7か月かかると見られ、今年9月18日から10月31日まで開催されるワールドカップは欠場することとなる。
背番号13の有力候補を失ったウェールズ代表。ワールドカップでは“死の組”と呼ばれるプールAに入っており、自国開催大会で燃えるイングランド、過去2回の優勝戦績を持つオーストラリア、番狂わせの大物食いも可能なフィジー、最終予選プレーオフで12年ぶりの出場切符を手にしたウルグアイと、8強入りをかけて対戦する。