ラグビーリパブリック

トップリーグは11月13日開幕! 9月4日からプレシーズンリーグ開催

2015.05.25

 日本最高峰リーグ「ジャパンラグビー トップリーグ 2015-2016シーズン」の大会概要および日程が日本ラグビーフットボール協会より発表された。9月4日(金)からプレシーズンリーグを開催し、11月13日(金)にトップリーグ(レギュラーシーズン)が開幕する。

 9月中旬から10月いっぱいまでワールドカップが開催され、11月の第1週にはリオ五輪のアジア予選(セブンズ)開催、来年2月下旬か3月上旬にはスーパーラグビー開幕と、ビッグイベントが続く2015-2016年のラグビー界。『特異年』として変則的な日程でおこなわれる。昨季までのように、ファーストステージ、セカンドステージと区別して実施できるような日程的余裕はない。

 まず、前年度の順位をもとに、参加する16チームを8チームずつの2グループ(A・B)に分けて各グループ1回戦総当たりのリーグ戦をおこない(11月13日〜12月26日)、昨季までのプレーオフ(LIXIL CUP/2ステージ制後にトップ4が優秀を懸けたトーナメント戦)の代わりに、順位決定戦が開催される。1月9〜24日にかけて、各グループの1〜4位計8チームによる1〜8位決定トーナメントと、各5〜8位の計8チームによる9〜16位決定トーナメントを実施し、1〜8位決定トーナメントの優勝チームが2015-2016シーズンのトップリーグチャンピオンとなる。
 そして、最終順位が13〜16位のチームは、「トップチャレンジ1」の1〜4位チームとの入替戦にまわる。

 今回の開催方式は今季に限ったものだが、毎年のウインドウマンス(11月)、スーパーラグビー開幕(2月下旬〜3月上旬)へ向けた準備期間の確保を考えると今後も2ステージ制は難しい状態。2016-2017シーズン以降は、かつての16チーム総当たり戦→プレーオフの形に戻る可能性が高い。

 それだけでは各チームとも昨年より試合数が大幅に減少するため、新たな公式戦として、9月4日〜10月11日の日程でプレシーズンリーグを実施することが決定した。
 こちらは、16チームを4チームずつ4プール(A・B・C・D)に分けて1回戦総当たりのプール戦をおこない、各プールの順位に応じてトーナメントを戦う。各1位チームはカップトーナメントに進み、2位チームはプレート、3位チームはボウル、4位チームはシールドをかけて争う。

 レギュラーシーズンでは実現しないかもしれない同業者ダービーとなるようにプール分けをして、集客面でのマイナスをできるだけ抑える。
 ただ、日本代表選手やセブンズ代表選手に関しては代表活動優先の方針が確認されている。残されたメンバーでの各試合へのチーム編成に関しては「最強/ベスト」かは問わないため、各チームともいくつかの試合を調整やセレクションにあてるケースは出て来るだろう。試合価値の向上や、それにともなう集客には苦労しそうだ。

 今季からの新しい試みとして、(プレシーズンリーグ、レギュラーシーズンとも)トーナメント戦での決着方法にキッキングコンペティションが導入される。80分戦って同点の場合、試合終了5分後に10分間のサドンデス方式の延長戦を実施するが、それでも勝負がつかない場合にキック勝負に持ち込まれる。また、個人記録に関してはプレシーズンリーグの成績は含まれず、順位決定戦を含んだレギュラーシーズンのものだけがカウントされる。

<ジャパンラグビートップリーグ 2015-2016 グループ分け>

【グループA】
・パナソニック ワイルドナイツ(1位)
・東芝ブレイブルーパス(3位)
・サントリーサンゴリアス(5位)
・NTTコミュニケーションズシャイニングアークス(8位)
・リコーブラックラムズ(9位)
・近鉄ライナーズ(12位)
・クボタスピアーズ(13位)
・Honda HEAT(トップチャレンジ 1 位)

【グループB】
・ヤマハ発動機ジュビロ(2位)
・神戸製鋼コベルコスティーラーズ(3位)
・トヨタ自動車ヴェルブリッツ(6位)
・キヤノンイーグルス(7位)
・NECグリーンロケッツ(10位)
・NTTドコモレッドハリケーンズ(11位)
・コカ・コーラレッドスパークス(14位)
・豊田自動織機シャトルズ(15位)

※( )内は昨シーズンの最終順位

<プレシーズンリーグ2015 プール分け>

【プールA】
パナソニック ワイルドナイツ(1位)、トヨタ自動車ヴェルブリッツ(6位)、NECグリーンロケッツ(10位)、Honda HEAT (トップチャレンジ1位)

【プールB】

ヤマハ発動機ジュビロ(2位)、サントリーサンゴリアス(5位)、近鉄ライナーズ(12位)、コカ・コーラレッドスパークス(14位)

【プールC】
神戸製鋼コベルコスティーラーズ(3位)、NTTコミュニケーションズシャイニングアークス(8位)、NTTドコモレッドハリケーンズ(11位)、クボタスピアーズ(13位)

【プールD】

東芝ブレイブルーパス(3位)、キヤノンイーグルス(7位)、リコーブラックラムズ(9位)、豊田自動織機シャトルズ(15位)

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