昨年度の日本選手権でNECを破った帝京大学(撮影:TOSHIHARU YANO)
2016年1月31日におこなわれる第53回日本選手権決勝に出場するチームが決まった。2015-2016年シーズンのトップリーグ優勝チームと第52回全国大学選手権の優勝チーム。両者が秩父宮ラグビー場で戦う。
日本ラグビー協会は5月21日に理事会を開き、上記を決めた。この秋にワールドカップとセブンズのアジア地区五輪予選、そして日本チームが参戦するスーパーラグビーが来年3月に開幕する。ビッグイベントの多い2015-2016年シーズンを「特殊な年」として、今回の決定となった。2016年度以降の日本選手権開催方式については、今後継続審議されていく。
理事会後のブリーフィングで稲垣純一事業運営担当理事は、「特殊な年ということで、従来の大会形式を踏襲するのは難しいという判断になりました。スーパーラグビーの開幕を控え、1月中には国内シーズンを終わらせないといけない、と。1月24日までトップリーグがあるので、この日に1試合、となりました。この(今回決まった)形がベストとは思わないので、長く続いてきた大会の価値が落ちないように、今後も審議を続けていきます」と話した。
決定に至るまでの途中、試合数や大学枠についての意見も出たそうだ。
また、スーパーラグビーの開幕については7月中旬頃、SANZAR(運営団体)から発表される。このときまでには、同リーグに新しく参入する日本チームの名前も決められる。