アジアチャンピオンシップ　香港が韓国に劇的な逆転勝利

　男子の「アジアラグビーチャンピオンシップ 2015」は16日、韓国のインチョンで第5節の韓国代表×香港代表戦がおこなわれ、香港代表が38-37で今大会初勝利を挙げた。

　前半は、韓国がFLキム・ジョンミン主将の2トライや、WTBチェガル・ビン（NTTコミュニケーションズシャイニングアークス）のトライなどで26-12とリード。しかし後半10分、韓国のPRキム・グァンシク（ホンダヒート）がレッドカードで退場し、流れが変わった。
　1人少なくなった韓国はSOオ・ユンヒョンのブーツで加点したものの、香港が2トライを返し、8点差に。37分、韓国のCTBキム・ナンウクがトライラインを越えてリードを広げたが、その2分後に香港はLOポール・ドワイヤーがトライを決め（ゴール成功）、6点差に詰めた。
　逃げ切りを図った韓国だが、1分後、CTBキムが痛恨の反則を犯してイエローカードをもらい、13人に。数的優位となった香港は、最後の攻撃でWTBユ･カムシンがトライを挙げ、SOベンジャミン・リメネが確実に逆転のゴールキックを決めて、38-37でノーサイドとなった。

　韓国代表は1勝3敗で大会を終了。香港代表は次週23日にホームで日本代表と最終戦をおこなう。