昨年の女子ワールドカップで旋風を起こしたアイルランド(Photo: C. Glemet/World Rugby)
ラグビーユニオンの国際統括団体である「ワールドラグビー」は13日、2017年の第8回女子ラグビーワールドカップをアイルランドで開催すると発表した。プールステージは首都ダブリンでおこなわれ、決勝トーナメントはイギリスの一部である北アイルランドのベルファストが舞台となる。決勝の会場は、約1万8000人を収容できるキングスパン・スタジアム。
ワールドラグビーによれば、現在、女子の競技人口は170万人以上。
昨年8月にパリで開催された前回の女子ワールドカップ決勝(イングランド対カナダ戦)は約2万人がスタジアムで観戦し、BBCによれば、準決勝(フランス対カナダ戦)の視聴者数は約300万人を記録したという。
今度の開催国、アイルランドの女子代表は、前回のワールドカップで4連覇中だったニュージーランドをプール戦で破り、初の4強入りを果たした。今年の女子シックスネーションズでは優勝しており、2年後の自国開催女子ワールドカップも大いに盛り上がりそうだ。
先日、福岡・レベルファイブスタジアムでアジアの強豪カザフスタンから初勝利をあげて活気づく女子15人制日本代表は、2002年以来、4大会ぶりのワールドカップ出場を目指す。日本は来年開催予定のアジア予選で2位以上となり、さらに、南アフリカ、オセアニア地区代表(1チーム)との4チームによる最終予選で1位か2位ならば、出場権を得る。