セレクションマッチでアピールする選手たち
関西地区での「2015トップリーガー発掘プロジェクト」が13日、大阪府東大阪市のトライフィールド(東大阪市花園中央公園多目的球技広場)であった。
このプロジェクトはいわゆるトライアウトである。トップリーグやその下部組織にあたるトップイーストなどでのプレーを希望しながら、進路の決まっていない大学生を中心に83人が参加した。関西大学Aリーグ所属では同志社大のSO渡邉夏燦(かざん)、関西学大のWTB中野涼らの姿があった。
関東地区では先月8日、神奈川県藤沢市の秋葉台球技場であり、86人が受験した。今回は2回目で今年最後になる。
午前10時開始。FWはスクラム、ラインアウト、BKはラインアタックなどをおこなった。昼休みを挟み、午後1時30分からは4チームに分かれ、4試合が組まれた。
フィールドに隣接する花園ラグビー場がホームの近鉄(昨年度12位)は木村雅裕GM、前田隆介監督以下スタッフ全員が勢ぞろいして視察をした。
試合では神戸製鋼・藤高之、コカ・コーラ・徳住茂久ら採用担当者自らがタッチジャッジをするなど、運営を手伝った。
目についた選手は、チームが直接連絡をして話を進めるが、すでに各大学における獲得対象選手は3年時からリストアップされている。そのスカウト網から漏れた対象のため、合格は非常に難しい。
昨年、このトライアウトを経てトップリーグに加われたのはわずかに7人。リーグの最終選手登録期限は8月。今年は何人が日本の最高峰でプレーできるのだろうか。