日本で最後のプレー(?)は元ホームで。写真中央がPR申。
(撮影/見明亨徳)
(撮影/見明亨徳)
あす5月9日、アジアラグビーチャンピオンシップで日本代表と対戦する韓国代表が前日練習を福岡・レベルファイブスタジアムでおこなった。
ピッチには2012年度シーズンまで地元・福岡(現宗像)サニックスブルースでプレーした、プロップ(3番)で先発する申東源(シン・ドンウォン)の姿もあった。
申にとっては慣れ親しんだグラウンドだ。しかし、昨季限りで近鉄ライナーズを退団し、今秋からドイツの大学へ入学するため、日本での試合はこれが最後。「2年間ここに来なかった。その前は(サニックスで)ホームのように感じていたグラウンドだったので戻って来れて嬉しい。そして(最後になるので)寂しい」と複雑そうだった。
同代表を率いる鄭ヒョンソク監督は、「来年も私が監督になったら(申を)呼ぶから」と笑顔で話した。
韓国チームは、モールディフェンスをどう修正するかが注目される。今大会の過去2戦、日本代表、香港代表の両チームに対して露呈した課題だ。鄭監督は「しっかり準備してきた。前のようにはいかない」と話す。
あすの試合では、先発ハーフ団を過去2戦と替えた。「SHシン・ギチョルとSO李ウッツムは尚武(軍体育部隊)でも組んでいたのでコンビネーションはいい」(鄭監督)。
キッカーはWTB朴ハンギョルが担当する。
(文・見明亨徳)