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福岡堅樹が約1年ぶりにジャパン戦列復帰! 藤田とともに今週末の韓国戦先発

2015.05.07

Japan

日本代表の宮崎合宿、砂浜での練習で汗を流す選手たち(撮影:松本かおり)

 日本ラグビーフットボール協会は7日、今週土曜日に福岡・レベルファイブスタジアムで開催される「アジアラグビーチャンピオンシップ2015」の第4節(リポビタンDジャパンシリーズ)で韓国代表と対戦する、日本代表の試合登録メンバー23名を発表した。

 地元出身の福岡堅樹(筑波大)に11番が与えられ、昨年6月に東京でおこなわれたイタリア戦以来のテストマッチ出場となる。右WTBには、東福岡高校出身の藤田慶和(早稲田大)が入る。
 SH矢富勇毅(ヤマハ発動機)は今季初の試合メンバー入り。PR平島久照(神戸製鋼)は2013年11月のスペイン代表戦以来の先発で、今年4月18日の韓国代表戦で初キャップを獲得したLO宇佐美和彦(キヤノン)は初めてスタメンに名を連ねた。同じく4月にテストデビューしたばかりのFL村田毅(NEC)は2試合連続の先発出場となる。

「韓国代表との2戦目、ラグビーワールドカップイヤーの3戦目に向けて、いつも通りベストの23名を選んだ」とエディー・ジョーンズ ヘッドコーチ。「若手の2選手、宇佐美と村田はこれまで非常に一生懸命やってきているので、それに報いてワールドカップへのセレクションに名乗りをあげられるようチャンスを与えた。福岡は久しぶりの出場となるが、スピードを取り戻しつつある。ただ、ラグビーをプレーするのに100%のコンディションとまではなっていないので、ワールドカップを見据えて福岡がどのようなコンディションか確認したい。試合をおこなう福岡にゆかりのある藤田と福岡を両翼でプレーさせるのも非常に楽しみだ」

 チャンスをもらったWTB福岡は「久しぶりの日本代表の試合、その復帰戦を地元の福岡でできてとてもうれしい。最初はしばらくチームの全体練習に合流せずにスピードトレーニングをおこなってきたので、その成果を見せたい。今年の試合はワールドカップに向けての大きなアピールになるので、誠心誠意取り組みたい」と意気込みを語った。

 2012年5月に同地でおこなわれたUAE戦で日本代表デビューを果たし、6トライを挙げる活躍で大歓声を浴びた藤田は、「自分自身、福岡で試合をプレーできるのが3年ぶりなので、久しぶりの福岡での試合を全力で楽しみたい。チームはこの1週間、ハードなトレーニングをできているので、日本代表らしいアタッキングラグビーを見せられると思う。ワールドカップに向けて1つひとつ大切な試合だが先を見過ぎずに、目の前の1試合を見据えて、結果よりプロセスを楽しみたい」とコメントした。

<日本代表 試合登録メンバー>

1.平島久照(神戸製鋼)  2.木津武士(神戸製鋼)  3.畠山健介(主将/サントリー)  4.伊藤鐘史(神戸製鋼)  5.宇佐美和彦(キヤノン)  6.アイブス ジャスティン(キヤノン)  7.村田毅(NEC)  8.ホラニ龍コリニアシ(パナソニック)  9.日和佐篤(サントリー)  10.立川理道(クボタ)  11.福岡堅樹(筑波大4年)  12.田村優(NEC)  13.カーン・ヘスケス(宗像サニックス)  14.藤田慶和(早稲田大学4年)  15.五郎丸歩(ヤマハ発動機)   

〔リザーブ〕
16.三上正貴(東芝)  17.湯原祐希(東芝)  18.山下裕史(神戸製鋼)  19.トンプソン ルーク(近鉄)  20.ヘイデン・ホップグッド(―)  21.矢富勇毅(ヤマハ発動機)  22.山中亮平(神戸製鋼)  23.廣瀬俊朗(東芝) 

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