福岡・グローバルアリーナで熱戦が繰り広げられている 「サニックス ワールドラグビーユース交流大会 2015」は5日、準決勝を含む順位決定トーナメントの8試合がおこなわれ、優勝争いは南アフリカのポールルースジムナジウムと、オーストラリアのブリスベンボーイズカレッジにしぼられた。
過去、南ア代表を51人輩出したことがあるという名門のポールルースジムナジウムは、イングランドのトルロカレッジを63-0と圧倒。ハイン・クリーク ヘッドコーチは「課題もあったが、ファイナルに行けたことがよかった」と6日の決勝進出を喜んだ。
ブリスベンボーイズカレッジは準決勝でニュージーランドのスコッツカレッジと対戦し、序盤から主導権を握って34-8で制した。スティーブン・フィルポッツ マネージャーは、「選手たちのパフォーマンスに感激しています。NZとは非常にフレンドリーな間柄ですが、フィールドでは絶対に負けたくないと誰もが思うでしょう。素晴らしい試合でした。明日? 南アの前半を見ましたが、すごかった。でも、今日と同様、負けたくないチームなので、選手たちがやってくれるはず」と、最後の頂上決戦を楽しみにしている。
日本勢で最高位となるのは京都成章高(京都)だ。5〜8位決定トーナメントにまわって御所実業高(奈良)と対戦し、34-24で近畿のライバルを下した。
「ここに来てから、どんどんよくなっている。最終日なので勝って終わりたい。選手たちもそう思っているはずです」と湯浅泰正監督。
その京都成章と5位の座をかけてぶつかるのが、アグレッシブな戦いで初の8強入りを果たしたエニセイSTMだ。5日は、全国高校選抜大会ベスト4の常翔学園高(大阪)を相手に5トライを奪い、33-7で快勝している。
<大会5日目/5月5日 結果>
▼準決勝
・ポール ルース ジムナジウム(南アフリカ) 63−0 トルロ カレッジ(イングランド)
・ブリスベン ボーイズ カレッジ(豪州) 34−8 スコッツ カレッジ(NZ)
▼5〜8位決定トーナメント
・京都成章高(京都) 34−24 御所実業高(奈良)
・エニセイ-STM(ロシア) 33−7 常翔学園高(大阪)
▼9〜12位決定トーナメント
・流通経済大学付属柏高(千葉) 48−19 尾道高(広島)
・東福岡高(福岡) 53−20 佐賀工業高(佐賀)
▼13〜16位決定トーナメント
・ペクシン ハイスクール(韓国) 22−19 アール マリオット セカンダリースクール(カナダ)
・長崎北陽台高(長崎) 26−7 ジエングオ ハイスクール(中華台北)
<大会最終日/5月6日 組み合わせ>
▼・決勝(グローバルスタジアム)
・13:50 ポール ルース ジムナジウム(南アフリカ) − ブリスベン ボーイズ カレッジ(豪州)
▼3・4位決定戦(グローバルスタジアム)
・12:20 トルロ カレッジ(イングランド) − スコッツ カレッジ(NZ)
▼5・6位決定戦(グローバルスタジアム)
・10:50 京都成章高(京都) − エニセイ-STM(ロシア)
▼7・8位決定戦(グローバルスタジアム)
・9:30 御所実業高(奈良) − 常翔学園高(大阪)
▼9・10位決定戦(グリーンフィールドA)
・10:50 流通経済大学付属柏高(千葉) − 東福岡高(福岡)
▼11・12位決定戦(グリーンフィールドA)
・9:30 尾道高(広島) − 佐賀工業高(佐賀)
▼13・14位決定戦(グリーンフィールドB)
・10:50 ペクシン ハイスクール(韓国) − 長崎北陽台高(長崎)
▼15・16位決定戦(グリーンフィールドB)
・9:30 アール マリオット セカンダリースクール(カナダ) − ジエングオ ハイスクール(中華台北)