左から慶大・金沢新HC、竹本主将、明大・丹羽監督、山下主将、早大・後藤監督、伊藤主将
(撮影:見明亨徳)
(撮影:見明亨徳)
「オール早慶明三大学対抗ラグビー」が26日、東京・秩父宮ラグビー場でおこなわれた。
大学ラグビー界の古豪の現役選手とOBがそれぞれ全早大、全慶大、全明大に分かれ、40分ずつの三つ巴戦をおこなった。全早大が1勝1分(全明大戦で21-0、全慶大戦で24-24)で戦い終え、PR伊藤雄大主将(現三菱重工相模原)は「現役に何かを伝えられたかな」と振り返った。現在は帝京大が大学選手権6連覇中。学生時代は2度の大学日本一に輝いたPR伊藤は、こうも続ける。
「1強が続いているけど、帝京を倒すならワセダであって欲しいし、それ以外であればケイオーかメイジであってほしい」
人気アイドルグループ・嵐の桜井翔を兄に持つSH桜井修が全早大戦に先発した全慶大も1勝1分(全明大戦で10-7)。NO8竹本隼太郎主将(サントリー)は「前日練習をしていても、過去で一番、学生たちのスタンダードが上がっていた」と話した。
全敗の明大は、PR山下大輔主将(コカ・コーラ)が「勢いに乗ったところでミスが…」と話した。新戦力をチェック。東福岡高の司令塔として3年時の国内タイトルを総なめしたSO松尾将太郎ら、1年生が5人も出場。丹羽政彦監督が「新しい選手も、早慶さんの活躍しそうな選手も観れた」と話し、最後はこう締めた。
「この3校が打倒帝京を掲げないといけないことは、皆、思っているはず。大学ラグビーを盛り上げるためにも、一歩、一歩」
(文:向 風見也)