優勝した東海大の湯本睦。素晴らしい初速のスピードを披露した(撮影:佐々木譲)
関東圏を中心とした22校の大学が7人制ラグビーで頂点を争う「第16回東日本大学セブンズ選手権大会」が、19日、東京・秩父宮ラグビー場であり、東海大が4大会ぶりの優勝を飾った。1年生のアタアタ・モエアキオラら大型留学生が守備網を蹴破り、日本代表選出経験のある石井魁らが決定力を示した。
早大との初戦に19-12で辛勝し、チャンピオンシップトーナメントの2回戦では昨季まで3連覇中の筑波大を12-10で下した。同決勝では流経大と対峙。12日に「第56回 YC&AC JAPAN SEVENS」(神奈川・横浜カントリー&アスレチッククラブ)を制した相手を、38-35で撃破した。
朝から夕方までの長丁場を終えると、チームで「セブンズキャプテン」となった近藤英人はこう声を絞った。
「マイボールになったら攻めきる意思統一がありました。タイトな試合を勝っていったのは自信になった」
この結果、7月5日のジャパンセブンズ2015(東京・秩父宮ラグビー場)への出場権を獲得。日本最高峰のトップリーグ勢と頂点を争う。同日には部が主催するラグビー祭「丹沢祭」が予定されていたが、「(ジャパンセブンズは)晴れの舞台ですから」と木村季由監督。日程の再調整を明言した。
(文:向 風見也)