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太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ今週末開幕! 主将たちが決意表明

2015.04.13

Taiyoseimei sevens

写真左からTKMの鈴木主将、東京フェニックスの飯塚主将、太田ディレクター、
太陽生命の初芝広報部長、ARUKASの竹内主将、Rugirl-7の海老原主将代理。

 出席した4チームのキャプテン全員が笑顔で言った。
「女子ラグビーの環境がどんどんよくなっているように感じています」
 4月13日、日本ラグビー協会で女子セブンズ(7人制ラグビー)の国内サーキット大会『太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2015』の開催発表記者会見が開かれた。出席したのは特別協賛社の太陽生命保険株式会社の初芝進広報部長とトーナメントディレクターを務める太田治氏(日本協会)。Rugirl-7の海老原めぐみ(藤崎朱里主将の代理)、ARUKAS QUEEN KUMAGAYAの竹内亜弥主将、東京フェニックスRCの飯塚めぐみ主将、YOKOHAMA TKMの鈴木育美主将も報道陣の前で大会開催についての喜びを話し、決意表明を口にした。

 大会は4月18〜19日に開催される第1戦=保土ヶ谷大会(横浜)を皮切りに、第2戦=東京大会(秩父宮/6月20〜21日)、第3戦=秋田大会(あきぎんスタジアム/6月27〜28日)、第4戦=横浜大会(YC&AC/7月25〜26日)と開催される。初年度だった昨季の3大会より1大会増えたことについて太陽生命・初芝部長は、「選手の皆さんが活躍する場が広がり、もっと注目され、もっと輪が広がっていけばいいですね」と話し、続けた。
「今年は(五輪予選などもあり)女子ラグビーにとって、とても大切な年と聞いています。昨年の大会を見ていても、大会ごとに各チームともチームワークが高くなり、プレーも進化していくのを感じました。楽しみです」

 各チームを代表して出席した選手たちも、感性高くいろんなことを話した。昨年シリーズの覇者・ARUKAS QUEEN KUMAGAYAの竹内主将は、「2日間に渡る大会という形式こそ、海外でおこなわれている本来のセブンズ大会。これまでは、代表選手たちしかその中でプレーできず、2日目、順位を決定する試合で勝つことの大変さがなかなか伝わらなかったと思いますが、この大会ができてから多くの選手が同じ経験をすることができるようになった。これは、とても大きいことだと思います。レベルアップにつながる」と言った。そして、「今年も勝ちたい」と力強く決意を口に。

 他チームのリーダーたちも凜としていた。東京フェニックスの飯塚主将は「主将だった中村知春がARUKASに移籍したのは大変大きな穴ですが、チーム一丸となって戦います。試合、練習で学び、人として成長していきたい」。TKMの鈴木主将は「このように環境を整えていただいて感謝しています。今年は勝ちたい」と話し、Rugirl-7の海老原主将代行は「地方の大会もスケジュールに入りました。東北のみなさんに元気を伝えたい」。それぞれ、自分たちのパフォーマンスが日本の女子ラグビーの未来を照らすことを自覚した発言だった。
 今年のサーキットには延べ15チーム(下記参照)が出場し、各大会に12チームが出場する。

■2015年度シリーズ出場予定チーム(★は全4大会に出場)
・ARUKAS QUEEN KUMAGAYA WOMEN’S SEVENS RUGBY FOOTBALL CLUB★
・東京フェニックスRC★
・Rugirl-7★
・YOKOHAMA TKM★
・日本体育大学ラグビー部女子★
・世田谷レディース★
・名古屋レディース
・RKUラグビー龍ケ崎GRACE★
・北海道バーバリアンズディアナ
・追手門学院大学女子ラグビー部★
・チャレンジチーム(協会強化選抜/単独参加できないチームの選手たち中心)★
・カ・ラ・ダファクトリーA.P.パイレーツ(招待チーム)
・神奈川県選抜(招待チーム)
・UNITED SeALs(招待チーム/自衛隊)
・石見智翠館高等学校(招待チーム)

<太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2015 第1戦 保土ヶ谷大会>
【プールA】 ARUKAS、TKM、チャレンジチーム、石見智翠館
【プールB】 東京フェニックス、日体大女子、追手門学院大女子、A.P.パイレーツ
【プールC】 Rugirl-7、世田谷レディース、RKU龍ケ崎GRACE、神奈川県選抜

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