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【東京セブンズ】 「プライドもへったくれもない」 日本、準々決勝で大敗。

2015.04.05

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大きな声援も、日本代表はフィジー相手にまともに戦えなかった。
(撮影/松本かおり)
 前日の快挙の中にも潜んでいた課題が、世界トップクラス相手に露わになった。東京セブンズ2日目(4月5日/秩父宮ラグビー場)。プールDで2位となり、念願のカップトーナメント(準々決勝)に進出した日本代表だったがフィジーに5-41と大敗した。
 試合開始直後。フィジーは自分たちの蹴ったキックオフボールを確保し、真後ろからサポートしたランナーに渡す。ノーホイッスルトライで先制した(ゴールも決まり7-0)。3分過ぎには、日本代表のキックしたボールを拾い、カウンターアタックに転じる。ソフトなタックルは払いのけ、インゴールまで走り切った(ゴールも決まり14-0)。
 日本代表は、4分過ぎにはハンドリングエラーから、6分にはキックオフボールをとられてそのまま走られて次々にトライを許した。前半終了間際に細かなパスとステップワークを重ねてなんとか1トライを返すも(前半:5-24)、後半に入ってもタックルは決まらず…結局は計7トライを許しての大敗だった。
「ジャージーのプライドもへったくれもない」
 試合後の瀬川智広ヘッドコーチは、高いタックルを繰り返し、ジャージーを手で掴みにいった選手たちのパフォーマンスについて、そう言った。
「何の勉強にもならない試合。組織でも個々でもタックルできない。それぞれ(自分の責任は)分かっているはず」
 昨日あらためて立てたベスト4以上の目標には届かなかった。次戦はプレートトーナメント準決勝。相手はスコットランド(14時38分キックオフ)。
 もう一度。闘志を剥き出しにして勝利を追え。
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