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菅藤友、西端要など9選手サニックス退団。新戦力に元筑波大主将の村上大記ら

2015.03.19

激しいファイターだった西端要(写真中央)と菅藤友(右から2人目)がブルースを去る

(撮影:BBM)

 トップリーグから降格となり、再建を図る宗像サニックスブルースは19日、元主将のFL/NO8菅藤友ら9選手が2014年度をもって退団したと発表した。
 14年間在籍して日本選抜にも入ったことがある菅藤は、今年1月4日のコカ・コーラレッドスパークス戦(福岡・グローバルスタジアム)でトップリーグ通算100試合出場を達成。デビューから数年間はCTBでプレーし、バックローに転向してからも激しいタックルでチームを鼓舞し続けたリーダーだった。
 菅藤と同期のNO8西端要もブルースを去る。身長172センチと小柄ながら、“宗像の突貫小僧”と呼ばれるほど勇敢で、特にブレイクダウンやサイドアタックで頼もしい存在だった。
 11年間在籍し、運動量豊富でサポートプレーが光ったFL西浦啓三も退団。そのほか、PR高田卓、LO黄徹秀、HO中村彰、PR/LOジェイコブ・エリソン、WTB/FB高健二、CTB高山国哲もブルースでの役目を終え、大庭正裕FWコーチの退任も明らかとなった。

 一方、日本代表デビューを果たしてワールドカップの候補メンバーになっているWTBカーン・ ヘスケスは、ブルースが地域リーグに降格したことで去就が注目されたが、2010年から所属しているチームへの思いは強く、またブルースにとっても重要な戦力であり、残留することとなった。

 トップキュウシュウで再スタートする宗像サニックスブルースは、2015年度の新加入選手7名も発表。2011年度の筑波大主将で、U20日本代表のアナリスト兼サポートスタッフを務めたこともあるSO村上大記や、東海大の副将を務めたNO8金堂礼、朝日大のBKリーダーだったSH金城佑がチームに新しい風を吹き込む。そして、大阪体育大出身のWTB/FB藤田タリグ洋一、専修大でプレーしていたLO/FL新本亘、宗像にある東海大学付属第五高校を卒業したばかりのCTB/WTB山田大生も加入し、神戸製鋼で6年間プレーしていたSH猿渡知もブルースの新戦力となる。

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