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サントリー 大久保監督が退任。元日本代表の平は引退、ニコラスもチーム去る

2015.03.18

Suntory

サントリーで10年間活躍したLO田原(中央)、CTB平(右隣)、CTBニコラス(右下)が勇退
(撮影:松本かおり)

 サントリーサンゴリアスは18日、大久保直弥監督と、CTBの平浩二、ニコラス ライアンら5選手の勇退を発表した。
 大久保監督は、日本代表ヘッドコーチに就任したエディー・ジョーンズ前GM兼監督の後任として2012年から指揮を執り、1年目でトップリーグと日本選手権の2冠を達成。しかし翌年度はタイトル獲得ならず、2014-2015シーズンは初めてトップリーグのプレーオフ進出を逃し、日本選手権では決勝に進むもヤマハ発動機に敗れ無冠に終わっていた。

 CTB平はトップリーグ通算100試合出場を目前にしながら、2014年春にすねを骨折し、再び公式戦でプレーすることはできなかった。日本代表として32キャップを重ね、2007年ワールドカップのカナダ戦でロスタイムに同点につながる劇的トライを決めたことでも知られる平は、現役を引退する。

 その平と、サントリーおよび日本代表で長きにわたってコンビを組んだニコラスも、10年間の役目を終えてサンゴリアスを去る。トップリーグのベストフィフティーンに選出されること4回。2006年度と2013年度に得点王に輝き、ベストキッカー賞も受賞することとなった2013-2014シーズンは、第1節のNTTコミュニケーションズ戦でトップリーグ史上初となるリーグ戦通算1000得点を達成した。

 そのほか、LO田原太一、WTB宮本賢二、PR新田浩一も平と同じく、引退して社業に専念する。小島孝シニアディレクター、新田博昭 S&Cコーチ、西村築 S&Cコーチアシスタントも勇退が発表された。

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