平田輝志 監督(撮影:BBM)
トップキュウシュウAリーグに属する九州電力キューデンヴォルテクスが2014年度の納会をおこない、平田輝志監督の退任を発表した。13年間在籍したCTB大坪弘明と、8年間在籍したSO久木元孝成が引退。松尾健一FWコーチ、中村展子アシスタントトレーナーの退団も明らかとなった。
平田氏はFWアシスタントコーチを経て2011年度から指揮を執り、就任1年目でトップリーグ復帰を実現。日本最高峰リーグで2シーズン戦ったが再び降格し、2014年度は日本人選手・スタッフだけで奮闘したものの、トップチャレンジシリーズ、コカ・コーラレッドスパークスとの入替戦に敗れ、昇格の目標を達成することはできなかった。
地元福岡でおこなわれたトップチャレンジ1の最終節で、来季トップリーグに自動昇格することとなるHonda HEATと熱戦の末に惜敗したあと、平田監督は「私は九州電力の応援が一番すばらしいと思っている。当社を取り巻く環境が厳しいなか、職場の方が我々を支えてくれる。会場に足を運んで大きな声援をしていただける。これがピッチに立つ選手たちにとって何よりの力になる。我々はこれからも、日本人だけでも本気でトップリーグを目指している覚悟を、みなさんにお見せしていきたい」と語っていた。これからもヴォルテクスへの熱い思いは変わらない。
来季は、ヘッドコーチ兼BKコーチを務めてきた瓜生丈治氏が監督に就任し、一丸となってトップリーグ復帰を目指す。