イタリアのNO8パリセ主将を止めるフランスの選手たち(Photo: Getty Images)
シックスネーションズ(欧州6か国対抗戦)の第4節、イタリア対フランスの試合が現地時間15日にローマでおこなわれ、堅守を貫いたフランスが29-0で完封勝ちした。
9月開幕のワールドカップで同組に入るライバルとの前哨戦。
世界ランキング7位のフランスはエラーが多かったが、アグレッシブなディフェンスでイタリア(世界ランク14位)の自由を奪い、ドライビングモールやスクラムでも強さを発揮した。
ハンドリングエラーと反則多発で波に乗れなかったイタリアに対し、フランスは着実にPGで得点を重ねる。後半5分には、FBスコット・スペディングが自陣22メートルライン内から敵陣10メートルラインまで大きくゲイン、サポートが次々とついてテンポよく回し、最後はLOヨアン・マエストリがトライを決めた。ロスタイムのアタックも途中出場CTBマチュー・バスタローのトライできっちり締めくくり、フランスは今大会の通算成績を2勝2敗とした。
フランスは21日の最終節は敵地に乗り込み、4年ぶりの王座奪還を目指すイングランドと対戦する。
1勝3敗となったイタリアはホームでの最終戦で、同じく優勝の可能性を残すウェールズに挑む。