(廣瀬佳司監督)
トヨタ自動車ヴェルブリッツは10日、廣瀬佳司監督ら5名のスタッフと、元日本代表WTB遠藤幸佑を含む9選手の退団を発表した。
廣瀬監督は2012年度から指揮を執り、ヴェルブリッツを上位を争うチームに建てなおしたものの、トップリーグプレーオフ進出には届かず、今季は6位に終わっていた。
12年間在籍した遠藤は現役を引退する。2004年から2011年まで日本代表としても活躍し、テストマッチ41試合で18トライを記録。2007年ワールドカップのウェールズ戦で挙げたトライは大会ベストシーンのひとつとしてワールドラグビー(ラグビーユニオン国際統括団体)の映像で世界中に紹介された。2013年12月の神戸製鋼戦で右足に重傷を負い、再びトップステージでパワフルランを披露することはできなかったが、厳しい長期リハビリを経てフィールド復帰を果たし、今月8日に岐阜県でおこなわれたトップリーグオールスターでファンに最後の勇姿を見せていた。
そのほか、BKリーダーを務めたSO/CTBキャメロン・マッキンタイアーや、PRの長尾純一、伊東秀剛、星野真吾、二木裕作、FL草下怜、SO/CTB黒宮裕介、WTB佳久創も退団。フィロ・ティアティア ヘッドコーチも退任する。