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フィジーが8年ぶりにUSAセブンズ優勝! 日本は意地見せるも最下位

2015.02.16

Fiji

ラスベガスセブンズで優勝したフィジーは今季2冠目(Photo: World Rugby/Martin Seras Lima)

 男子7人制ラグビー代表が争う「HSBC セブンズワールドシリーズ 2014-2015」の第5ラウンド、アメリカ大会(ラスベガスセブンズ)は、日本時間16日に順位決定戦がおこなわれ、日本は5大会連続で15位タイ(最下位)に終わった。

 大会初日、2日目と未勝利で、最終日は13位以下のシールドトーナメントにまわった日本は、ウェールズに33-47で敗れた。
 自分たちのミスや、相手にインターセプトされるなどして7-42と大きく離された日本は、後半に意地を見せ、金正奎らがボール争奪で激しくファイトし、レメキ ロマノ ラヴァや藤田慶和の力走、粘りあるサポートプレーなど、チーム一体となった猛反撃で4連続トライを奪い返したが、追いつくことはできなかった。

 瀬川智広ヘッドコーチは、「今大会も未勝利に終わり、非常に残念である。ゲームの序盤に簡単にトライを許してしまい、流れをつかめないまま失点を重ねることを繰り返している。いくつかの試合では後半に追い上げて接戦となったが最後に相手のスコアを上回れなければ意味がない。現状を認め、自分たちの甘さや弱さを捨てて、次の香港大会に臨み結果を出す」とコメントし、来季ワールドシリーズにフル参戦できる“コアチーム”残留へ向けて巻き返しを誓った。

 優勝はフィジー。ニュージーランドとのカップ決勝では、自在のハンドリングや走りだけでなく、激しいディフェンスプレッシャーや規律の良さも大きな勝因となり、35-19で制している。フィジーがアメリカ大会で栄冠を獲得したのは8年ぶり。ニュージーランドは、前ラウンドで負傷したDJ・フォーブス主将の欠場が響いた。
 ワールドシリーズの大会で5年ぶりに4強入りしたアメリカは4位に終わったが、来年のオリンピックでメダル争いをする力はついてきていることを証明した。

 第6ラウンドの香港セブンズは、3月27〜29日に香港スタジアムで開催される。

<HSBCセブンズワールドシリーズ 2014-15 第5戦・アメリカ大会 最終日結果>
【カップ準決勝(1〜4位)】
・フィジー 24-19 南アフリカ
・ニュージーランド 26-12 アメリカ

【カップ決勝(優勝決定戦)】
・フィジー 35-19 ニュージーランド

【3位決定戦】
・南アフリカ 31-0 アメリカ

【プレート準決勝(5〜8位)】
・イングランド 26-5 フランス
・オーストラリア 17-0 カナダ

【プレート決勝(5位決定戦)】
・オーストラリア 21-14 イングランド

【ボウル準決勝(9〜12位)】
・ケニア 19-5 サモア
・アルゼンチン 21-19 スコットランド

【ボウル決勝(9位決定戦)】
・ケニア 24-21 アルゼンチン

【シールド準決勝(13〜16位)】
・ポルトガル 26-19 ブラジル
・ウェールズ 47-33 日本

【シールド決勝(13位決定戦)】
・ポルトガル 19-12 ウェールズ

<HSBCセブンズワールドシリーズ 2014-15 総合ランキング>

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