東芝との激しいフィジカルバトルで惜敗した帝京大(撮影:高塩隆)
<第52回 日本選手権 2回戦>
東芝 38-24 帝京大
(2015年2月15日/東京・秩父宮ラグビー場)
<第52回 日本選手権 2回戦>
東芝 38-24 帝京大
(2015年2月15日/東京・秩父宮ラグビー場)
8日の1回戦ではNECを31-25で下し、学生として9季ぶりにトップリーグ勢撃破を果たした帝京大。今季国内4強の東芝とぶつかった2回戦では、後半のスコアを19-17とリードできた。相手が選手交代を重ねる折、3度、大外のスペースを攻略。卒業生のSO森田佳寿主将には「そこでグラウンドに立っていた者の責任。その一点」と反省させた。
それだけに、要所のセットプレーと肉弾戦で気圧された前半は、本当の意味で悔やまれたか。
前半3分には自陣22メートル線付近右でラインアウトをミスし、先制トライを献上。スクラムやモールでも押され、5-21と点差を開けられた。SH流大は唇をかむ。
「精度をもっと高めれば…」
2009年度以来のタイトルを目指す東芝は、反省しつつも格は示したか。
帝京大に自陣ゴール前まで攻め込まれた前半7分ごろ、LO梶川喬介がボール保持者に頭から刺さる。FLタネラウ・ラティマーとともに球を奪った。「自分のプレーに専念した」と笑い、敵軍の主軸で来季から後輩となるLO小瀧尚弘に言わせた。
「自分にできていないところ(気質やプレー)があった」
(文:向風見也)
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